「今わたしが欲しいもの」「今のわたしに不要なもの」を載せている理由

↓↓↓３月に書いたものをコピペします↓↓↓

 

わたし毎日のブログの最後に、図々しくも、「今わたしが欲しいもの」「今のわたしに不要なもの」を載せている理由を書かせてくださいませ。

わたしは３年前に大事な友達を、３年の闘病の末にガンで失くしました。

わたしは自分のために「彼女のチカラになりたい」と思ったし、人気者だった彼女の周りの人はみんな「何かしたい」と思っていました。

けど、闘病を知っている人が少なく、（調子悪い時は連絡が途絶えるため）いいかげんなやつだと勘違いされたり陰口を言われることもあって、病気のことを話して理由を説明したくても私の判断では話せないモヤモヤをずっと抱えていました。

そして病気であることを「知っている」人と「知らない」人の中で軋轢も生じてきました。
「教えてもらっていない」人の中には「どうして話してくれないんだろう」という嫉妬の気持ちもあったように思います。

でもね、今自分がガンになって思うには、人を選んでいるつもりはなくても、友だち・知り合いに、まんべんなく伝えるのは無理でした！

「メッセージを送る」「もらった返事に対して丁寧に返信」していたら時間がかかりすぎて（私はそれだけで３日くらい費やした）日々の暮らしすら成り立たなくなる

そして、その時の気持ちの状態、進行具合、家族との関係性、治療の状況、体調などによって「助けて欲しいこと」「やって欲しくないこと」が刻々と変わってくる。

 

友だちは、抗がん剤治療が始まり、（小さな子３人の）ご飯をつくるのがままならなくなったとき、「みんなで協力しておかずを届けよう」という話になったの。

最初は
「助かる！ありがとう！」
と喜んでいた彼女も、実際にそれが始まってみると
「いっぺんに持ってこられても食べきれない（腐る、腐ったものを捨てないといけない）」
「借りたタッパを洗って返却しないといけない」
という仕事が逆に増えてしまった。

「誰が何を持っていったのかをグループで共有しよう（そしたらかぶらずに済む）」と私は提案したが、反対意見も出た。

しかも、「身体の負担にならない料理」「身体に良い料理」という観点で作ったものは小さい子どもたちが食べてくれなかった（どんどん冷蔵庫に残菜が残っていく）。

でもみんなが善意でやってくれているので「困っている」ことも言えず、こういう時は「ありがとう」と伝えることしかできないと思う。
途中から「やっぱりこうして欲しい」ともなかなか言いにくいとも感じた。

情報格差や、気持ちに軋轢がある中で、みんなが気持ちよく協力できるようにまとめていく力量が私にはなかったし（そもそも私ごときが音頭を取っていいのかわからなかった）、精神的にも肉体的には辛かった彼女自身が伝えることが難しかった。

みんな彼女のことが大好きで、時間もエネルギーもお金も使って、何とかチカラになりたいと思っているのにうまくいかないことが悲しかった。

そんな経験から、私がもしガンになったら、「私は聴いてない」って思う人がいなくて済むように自分で公表したいと思った。

そして、小林麻央ちゃんのブログで「甘いものを食べている写真」に対して「ブドウ糖はガンの餌になるのに、あんなものを食べるなんて自殺行為」みたいな批判意見を読んだときに、「いただいたものはいちいち公表しない」と決めたの。

食に対する考え方も自然療法に関する考え方もひとそれぞれ。

「全く何も気をつけなくていいよ」
「ストレスになるくらいなら好きなものを食べたらいい」
「療養中は身体の負担を考えてなるべく気をつけて」
「絶食がいい」
「栄養失調が一番怖いからたくさん食べて」

アドバイスをくれる方のおっしゃることは見事にバラバラです。

何が正しいのか正直わからないからこそ
食べ物に関しては自分で決めればいいと思ってる！
（食については「チーム医療団2」メンバーにアドバイスいただきながら、家族と話し合ってゆるゆるやってます）

 

そして、わたしのために「何かしたい」と思ってくださっている方がいるならば、せっかくの善意を
「あぁ、これ要らないんだけどなぁ」
「困ったなぁ」
と思わなくていいようにその時々に本当に必要としているものを公開していこうと思いました。

誰かを介したりせずに、本人発信でわかりやすくが一番！と思ってます。
（おかげさまで日々いろんなものを送っていただいています！本当にありがとうございます♡）