自転車乗りの為に、たまには医療人らしいことも。。。

たまには趣向を変えて。。。
自転車乗りもどきな事を最近していますが、
先月ひざが痛い！！と言うことがありまして、
自分自身「鍼灸師」と言うこともありまして、
痛みの割りに早く回復したように思います。
で、ちょっとレクチャーしてみましょう。
だいたい、練習後冷やすと言うことをしている人も多いと思いますが、
これは正解。
野球の投手がベンチで肩になにかのせているシーンがありますが、それがそう。
ところが、その後風呂に入りますね。
ここで、ゆっくりつかり、疲れを癒したいでしょうが、炎症を起こしかけている膝にはＮＧ。
でも、ゆっくりつかりたい。
そんな時はどうするか。。。
上がる直前に冷水でしぼったタオルを膝に当ててしばらく置く。
これだけで、結構違うと思いますよ。
私は、膝を痛めてから、自転車乗った日はこれを実行しています。

ちなみに「鍼」で痛みを取るのは簡単。でも、治った訳ではないですので、無理は禁物。
私は「皮内鍼」と言う鍼を埋めておく施術をしますね。
自ら体を張って「自転車膝」の治療法を実験しています。。。

ちなみに痛めた場合、階段がきついと思いますが、そんな時は。。。
上る時。
健側（痛くない）の足から上る。
患側（痛い）を健側と同じ段に引き上げる。
降りるとき。
患側から降ろす。
健側を患側と同じ段に下げる。
これです。これが、膝に優しい階段の昇降。

これは、僕の思うところではありますが、、、
意外と負担が掛かっているのは
「大腿筋膜張筋」とそれにつながる「腸けい靭帯」ではないかと、、、
腸けい靭帯の停止部が膝の外側なので、そこに負担がかかり膝が痛くなるのではないかとにらんでいます。
この筋肉は解剖の本によって書いてあることが違うので困ってしまうのだが、、、
股関節を屈曲したとき、同時に内旋もしているので、自転車をこいでいる時は必ず動いていると思われる。膝を外に放り出してこいでいる人はいないだろうからね。

自転車に限らないけど、膝の痛い人は腸けい靭帯が原因ではないかと思い、ここに鍼を施術することが、僕は多いです。

原因はケースバイケースですから、決め付けてはいけませんけどね。。。