初心に帰ろう

鍼灸業界は今はステンレスの鍼がスタンダード。
滅菌済みの使い捨てで腐食しにくく、安価なので広く普及している。

が、古くからある鍼は「銀製」
しなやかで、さし味もマイルドだけど、腐食しやすく、高価。
さらに、刺入にコツがいるので非常に扱いが難しい。

で、なにをトチ狂ったのか、腕を上げるにはやっぱ銀だぜ！！
と思い購入。

学生の時以来の銀鍼。
しかも、学生の時練習に使った0.20mmよりさらに細い0.18mmの鍼。

実際、使ってみると非常に難しい。
切皮でちょっと雑にやると針先が曲がり、
刺入の時も、圧をかけすぎるとすぐに曲がる。
非常に扱いがデリケート。

これで、切皮の練習をすると、かなり上達しそうだ。
今更？？と思うかもしれないけど、
鍼業界、今は滅菌済みのステンレスが一般的。

学校によっては、「銀鍼」での練習が無いところもあるとか。。。

初心に帰る意味で実に地味な作業だけど、丁寧な施術につながる気がするので、しばらく練習することにした。