「耐震偽造一休建築士？」

「喜怒哀楽」の怒



建築物の構造計算書を偽造していた、千葉県市川市の姉歯秀次・１級建築士です。

「仕事に追われてやった。改ざんすれば仕事が簡略化できた」と偽造を始めた理由を語った。
また「正規の書類と偽造書類を交ぜていたので、見ればすぐ分かるが、（民間検査機関の）
イーホームズの検査には通った」と、検査が甘かったと主張した。
と、最初は述べていました。

が！！！

今度はリベートです。

マンションやホテルの耐震強度の計算書を偽造した千葉県市川市の姉歯一休建築士
は二十四日、大口取引先の建設会社支店長から「一平方メートル当たりの鉄筋をあと
二十キロ減らせ」などと、圧力を受けた経緯を具体的に証言しました。また、この
支店長から「今月は四十万円ほしい」などとリベートを要求され、姉歯建築士は
「偽造やリベート提供に何度も嫌気がさしていた。今は本当に申し訳ない気持だ」と話したそうです。

偽造の手口は、正規と改竄（かいざん）した書類を混在させる単純なもので、
「プロが見れば一発で分かる」という。これを見抜けなかった「イーホームズ」
も情けない。

会社側のコメントです。

姉歯建築士の主張に対し、問題の３社の代表者らは次のように話している。

小島進・ヒューザー社長「自分の物件に金を払って手を抜けなどと愚かな指示をするわけがない」

篠原英明・シノケン社長「圧力どころか、事件まで姉歯建築士のことは知らなかったし、面識もない。
　　　　　　　恐ろしいことを言わないでほしい」

木村盛好・木村建設社長「全くない。コスト削減については世界中を回って勉強したもので、姉歯建築士とは関係ない」

私の意見です。

同じ建築の世界にいる者として、恥かしくないのかと言いたい。
私は秋田の山奥で生まれて、出稼ぎ約１０年独学で「一級建築士」になった。
私は「偽造申請」などしたことが無い、自分の建築人生を縮めることに気がつかなかったのか。
こんなことしたら家族に申し訳ないと思わないのか不思議である。

ここで一句　「プロとして　信念貫け　建築士」　行列のできる設計事務所