くらしのうつわ

信楽焼の窯元に生まれた娘の日記

火祭り会議

2012年06月08日 00時30分41秒 | 工組青年部
今日は、来月信楽で行われる「火祭り」の会議でした。

毎年、7月第4土曜日に開催され、今年は7月28日(土)です。

信楽の愛宕山の頂上に火の神様が祀られ、燃えさかる松明を持って山の頂上まで登り、炎を奉納するというお祭りです。

信楽ならではの、炎のお祭り。

窯には不可欠です。

火に感謝し、改めて火の恩恵を感じる。

信楽は陶器の町です。炎を絶やしてはいけません。


そんなお祭りですが、毎年、予算減少が続き、ついには来年には大幅に削減されるそうです。

運営には、現実問題お金がついてまわります。

お祭り自体の運営が危うくなってしまっている現状に、随分意見が飛び交いました。


そんな光景を目の当たりにしながら、寂しい気持ちでした。

小さい頃から、当たり前にあった「火祭り」

夏の暑い日に、熱い炎を見ながら、すごく楽しみにしていたお祭りでした。

当たり前のことが、当たり前でなくなる現実に、どうする事もできないのでしょうか。

田舎の小さいお祭りでも、みんな楽しみにしています。

長年、代々続いている町の行事です。

伝統もあり、先人の想いがたくさん詰まっています。

火の神様に感謝する事。

個々にすればいいのでしょうか。

信楽という町全体が、火に感謝する日があってもいいように思います。


それぞれ、いろんな考えもあるでしょうから、何が正しくて、何が間違いとか、ないでしょう。


けど、現実問題、通常開催が危うくなっている事実はどうにも変えることができないようです。

今一度、この現実にしっかり個々が向き合わなければいけないのかも知れません。

私も、もう他人事ではないので、しっかり考えてみたいと思いました。







本日のくらしのうつわ

野沢菜チャーハン  うつわ:萩釉カレー皿


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