くらしのうつわ

信楽焼の窯元に生まれた娘の日記

結婚式の記念品

2011年12月06日 01時04分16秒 | うつわ
このブログを見てくださっている方から、ご依頼がありました

友人の結婚式の2次会の記念品を作っていただきたい。とのことでした。

聞けば、結婚式は石垣島で済ませられ、地元で披露パーティを開催するとのことでした。

S川さんと言う方で、白地に川が流れているような感じで仕上げてほしい。

・・・・・う~ん



あれにしよう


白地に青ガラスを散らしたカップにしました。


こんな風に、ご依頼主のイメージが出来ていれば、作り手としては、そのイメージが伝わってきます。

何より、この友人のご結婚を祝福する気持ちがすごく伝わりました。

だから、私もイメージ出来たんだと思います。

実際の品物はイメージに沿って出来上がってたかは、分かりませんが、私なりの表現でした。

贈る人の気持ちが、作り手に伝わって、贈られる人まで届くと何よりです。

私は重要な仕事をしているのだと改めて思いました。

伝えているうちに気持ちが途切れて、贈りものの価値を下げてはいけません。

ほんの少しずつのコミュニケーションだけでいいのです。

大切なことは贈る人の気持ちを伝えることです。


これからも、こんなうつわ作りをしていきたいと思っています。



記念品と一緒に信楽の私の先輩でもあるカエル専門の「シクヤ製陶所」さんのカエルも贈られました。

引き取りに来てくださる30分ほど前に窯出しされて、熱々の状態で持ってこられて、あまりのかわいさに感激して、思わず撮ったカエルさんたちです



新郎新婦の特徴を細かく取り入れて、カエルの置物になりました


こんなカエル見たら、ご本人さん達は感激ですね


思いを形にする。この技術は本当にすごいです。

こんな職人さんが信楽にはたくさんいます。

それがきっと信楽ですね


この思いを伝えてくださった、Y氏さん。


ありがとうございました。





本日のくらしのうつわ

牛すじ大根