’08/06/27の朝刊記事から
米 テロ指定解除へ 北朝鮮が核申告
6カ国、近く首席会合
中国外務省は26日、北朝鮮が同国核問題をめぐる6カ国協議の合意に基づき、核計画の申告書を議長国の中国に提出したと発表した。
これを受けブッシュ米大統領は同日朝(日本時間同日夜)、ホワイトハウスで声明を発表し、北朝鮮に対する対敵国通商法の適用を解除。
テロ支援国家指定の解除を表明し、米議会に通告した。
45日後の8月10日以降に発効する。
これにより米朝関係は、正常化に向けて大きく前進する見通しだ。
テロ支援国家
国際テロ活動を支援しているとして、米国が国内法に基づき指定する国家。
武器や関連品目をはじめとする物資の取引や経済援助が禁じられ、金融政策などが科される。
北朝鮮のほかには現在、キューバ、イラン、スーダン、シリアが指定されている。
指定解除に先立ち大統領は議会に対し、対象国の政権や政策が根本的に変わったことや、今後テロを支援しないと確約したことなどを証明する報告書を提出する必要がある。(ワシントン共同)