'08/11/01の朝刊記事から
身代金300万ドル要求
日本人女医誘拐で犯人側
【カイロ31日共同】エチオピアで誘拐された国際医療団体「世界の医療団」の日本人医師赤羽桂子さん(32)が31日、共同通信の電話取材に応じた。
健康状態に問題はないとしたが、「睡眠が浅い」などと苦しい人質生活を語った。
また犯人グループのリーダーを名乗る男は、身代金三百万ドル(約二億九千万円)の支払いを要求していることを明らかにした。
赤羽さんは現在、隣国ソマリアで拘束されている。
赤羽さんによると先週、熱が出たが現在は健康という。
犯人グループから食材を与えられて自炊していると話した。
犯人グループは約1週間前に赤羽さんらを「殺す」と脅迫。
だが、現在は食材を与えられていることから、赤羽さんは「しばらくは生きていけると思っています」と述べた。
拘束場所は分からないとしたが、現在は家屋の中にいると話した。
赤羽さんは、同時に誘拐されたオランダ人看護師も「健康で無事」とし、看護師の家族に無事であることを伝えてほしいと話した。