'08/08/28の朝刊記事から
「韓国版マタ・ハリ」女を逮捕 脱北者装いスパイ活動 日本入国3回
【ソウル27日井田哲一】韓国の捜査当局は27日、北朝鮮からの脱出住民(脱北者)を装って韓国で暮らしていた女が、北朝鮮の工作員として活動し、韓国の軍事情報などを北朝鮮側に送っていたとして、国家保安法違反容疑で逮捕、起訴したと発表した。
発表によると、女はウォン・ジョンファ容疑者(34)。
2001年に韓国に入り、4人程度の軍将校らに接近。
一部と性的関係を持ち、軍施設の写真や地図、兵器情報などを入手し、中国にいる北朝鮮の公安機関、国家保衛部関係者に電子メールなどで伝達していた。
韓国内の脱北者の情報も収集。
昨年以降、日本にも3回入国し、結婚情報の業者などを利用して脱北者の住所などの情報を集め、北朝鮮側に伝えていたという。
ウォン容疑者は北朝鮮でスパイ教育を受けており、聯合ニュースは、第一次世界大戦当時のドイツの女性スパイとして知られる「マタ・ハリを連想させる」と報じた。