蓬 窓 閑 話

「休みのない海」を改題。初心に帰れで、
10年ほど前、gooブログを始めたときのタイトル。
蓬屋をもじったもの。

明治座通り―浜町公園つづき

2019年03月25日 | 思いだすままに
浜町公園へ行きたかった、もう一つの理由は明治座だった。




 まさか、あのビル? 散歩している人に尋ねたら、やはりそうだった。


 右手の角になんと「明治座」というお稲荷さん。この辺りは、ちょっと古いものに出会うようだ。

 歌舞伎座は、姉が追っかけをしていたので、よくご相伴にあずかった。ときどき、友人にも誘われたり。
 最後に見たのが、仇討ちを終えた赤穂浪士が、与力の一行に出会う話だった。帰り際に友人とお茶したが、そこの椅子に座っているのが辛かったことを覚えている。10年も前から、疼痛もちなのだ。
 国立劇場も行ったが、明治座へ来たことはない。
  

 明治座を見たかったのは、子どものころダンスを習っていて、東京の明治座へ何人か出ることになった。夜行列車で帰って来てからの母は、二言目には、明治座で踊ったんですの、と言っていた。
 明治座がどんな姿をしていたかも覚えていないが、こんなビルではなかった。

(ネットより借用)
 きっとこんなふうだったのだろう。

 ポスターが何枚も貼られたウィンドウがあったが、どうせ来れないのだし、疲れてきた。
 
 遊歩道の椿?が華やかだった。


 懐かしい建物。


 ビルの谷間の家。いえ、こうした家の谷間にビルが建っていったのだ。


 湾曲した駅。


 帰りの列車は、あっという間だった。ここも湾曲しているが、青空が見える。