蓬 窓 閑 話

「休みのない海」を改題。初心に帰れで、
10年ほど前、gooブログを始めたときのタイトル。
蓬屋をもじったもの。

子ども食堂

2019年07月31日 | 身辺雑記
 長梅雨で、少しの散歩でもやたら痛く、まいっていた。
 一昨日だったか、ひと月ぶりに歩きに出かけた。
 今まで、入ったことのない路地へ。そして、この貼り紙を見た。



 昨年くらいから、子ども食堂の話は聞いていた。
 バブルから飽食の時代を過ごしてきて、満足に食事も摂れない子どもたちがいるのが、どうしても信じられなかった。
 若いモンは言う。「あるのよ、それが」と。
 シングルマザーの子どもに多く、生活保護も打ち切られ、
「たくさん食べさせられなくてごめんね」と母子心中した話もタイムラインには流れてくる。

 こんな身近なところに、子ども食堂があるなんて。ショックだった。
 お手伝いしたい、と思っても、こんな弱った身体では、なにもできない。
 自分の面倒を看るのが、やっとなのに。
 あれこれ考えてしまった。なのに、電話ひとつ掛けられず、痛むところをさすりながら日々が過ぎてゆく。

 忘れられるだろうか、このシクシクした心の痛みは消えるのだろうか。