書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

賢愚経(740以降)

2007-04-23 06:36:07 | Weblog

伝聖武天皇
荼毘紙と言う極めて稀な料紙に書かれている。
荼毘に附した人骨を漉き込んだという信仰的な伝説から、
この類のものは全て聖武天皇書とされる。 
実際には中国からの帰化人の手になるものと思われている。
古来、古筆家の手鑑の巻頭におされる。

この時代、
国家鎮護仏教の名の下に全国規模で写経が行われた。
奈良前期には比較的細い線の写経が流行したが、
後期に入るとこのような肉太の写経がもてはやされたらしい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿