書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

良寛・大字

2009-05-20 08:52:24 | Weblog
良寛(1758-1831)
越後出雲崎の名主の長男として生まれる。
22歳で出家し、諸国行脚し39歳にて越後に戻る。
諸庵を転々とし、69歳の時、女僧貞心と出会う。
貞心との往復歌集「蓮の露」が残されている。

良寛は歌人として名高いが、
書人としても書道史上にも欠かせない人物である。
小野道長、懐素等の日中の古典に精通習熟し、
古典を基盤に良寛独自の個性溢れる書風を確立している。
豪快であり、秀麗であり、徳の高い枯淡でもある。
同時代の巻菱湖、市川米庵、貫名海屋等の唐様の全盛時であったが、
良寛は古典に立脚した独自の書風で一線を画した。

従容亭

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2 コメント

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良寛さま (ステラ)
2009-05-20 20:28:49
私は、良寛さんの味のある字の良さがよくわかりませんでした。
本で見たり、「天上大風」という作品を見ても
よくわかりません。
人間的に成長した心を持ち合わせていないかもしれません。
今日の「従容亭」は、すっきりとして好きです。
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良寛 (安房守)
2009-05-21 08:26:52
ステラさん おはようございます。

私は良寛の字が大好きで、
何時も床の間にぶら下がっていました。
当初、天上大風、あの字の何処が良いのか首を捻ったものです。
今でも良さは判りませんが好きです。
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