優緋のブログ

HN変えましたので、ブログ名も変えました。

それでも、日本人は「戦争」を選んだ

2010-06-05 13:17:23 | 読書
正直、今の私にはちょっとハードルが高い。
まだ、50ページほど読んだだけ。最後まで読みきれるかどうか。

東京大学文学部教授の加藤陽子先生が、栄光学園高等学校・中学校の歴史研究部のメンバーと対話しながら論を進めていく、という形式の本。

さすが、名門校の歴史研究部。
先生の問いによく答えている。よく知っているし、考えが深い。

私は、最近読んだ端から内容を忘れていくので、この本はよほど何度も読み直すか、三色ボールペンを握り締めて線を引きながらでないと、頭に入りそうにない。
でも、加藤先生が、懇切丁寧に日本の近現代史を読み解いてくださっているので、頑張って読みたいと思う。


「はじめに」のところで、1930年代の教訓について考察しています。
なぜ、軍部が勢力を持つにいたったかを、簡単に説明しています。

そして、現代の政治システムの機能不全について言及しています。
ひとつは、小選挙区制において、民意が反映されにくいこと。
選挙は、本来ならば国民の支持を失ったときになされなければならないのに、与党は国民の人気のないときに解散をしません。

二つ目は、小選挙区制下においては、投票に熱意を持ち、かつ人口的な集団として多数を占める世代の意見が突出して尊重されうるという点。
つまり、投票率が高く、総人口の2割を占めるにいたった65歳以上の高齢者の意向が、政治に強く影響を及ぼすということです。

いくら少子化対策、教育の充実が必要とわかっていっても、就職氷河期だから雇用対策といっても若い世代が投票に行かなければ、それは政策として実現しにくいのです。

私たちは、それがわかってない。
自分が投票に行っても、行かなくても政治は変わらないと思っている。
何とか、なると思っている。

それは、間違い。

この夏、参議院選挙がある。
投票の日までに、しっかりこの本を読んで、歴史の教訓からなにを学べるか、考えたいと思う。


それでも、日本人は「戦争」を選んだ
加藤陽子
朝日出版社

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憂鬱と戯れている

2010-06-05 10:28:41 | おもいつくまま
明日は、晴れるそうですが、雨ですね。
梅雨みたいに、雨が降ってる。

せっかく綺麗に咲いたルピナスが、雨に打たれて倒れてしまった。

旦那は、今日は仕事です。

お父さんがいないと締まらないのはいつものことで、子どもたちもゆるゆると時間を過ごしています。

私も、家事をする気も起きなくて、お腹のあたりに重いものを抱えたまま、パソコンの前で時間をつぶしています。
仕事をしている旦那に、申し訳ないなとおもいつつ・・・。


楽しくも つまらなくもなく 憂鬱と
        戯れている しょうもない時間