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アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

十勝平野 - 北海道 (7)

2019-03-02 11:33:12 | 小旅行

ここに掲載する画像は 最後から2枚目を除き、すべて、バスの窓越しに撮った十勝平野の風景です。
最初の 似たアングルの5枚は すべて「幕別町」で撮ったものです。
(マクベス ではなく マクベツ です。)
町名の由来は、アイヌ語の「マクンベツ」(山ぎわを流れる川)から。(wiki 「幕別町」)
若いころ、ここに作るダムの材料を試験したことがあり、面白い名前なので印象に残っていました。今回、名前と場所が一致してよかったです^^




十勝平野と言っていますが、台地性の平野です。
太平洋岸から 道東自動車道へ向かうバスが 台地のヘリを 上がったり 下ったりしながら 走ります。
画像の太陽の周りに 雪のようなものが舞ってますが、窓ガラスについた 水滴 (の乾燥した跡)です。




黒い雲が空を覆っていましたが、マクベツの大地を走るころは いいアングルに太陽が出てきたので、電池消耗するのも構わず、連写しました )^o^(
(くどくてすみません)




wiki の「十勝平野」の記事には 「「日本のウクライナ」と形容されるほど畑作が盛んである。」とあります。




十勝平野の段丘地形は、日高山脈の急激な上昇運動や、氷期の寒冷気候を背景に形成されたようです。





土地は火山灰を多く含み、カラマツやシラカバの防風林が景観上の特色を成している。(wiki)





道東自動車道が出来たおかげで、一気に 千歳まで行けることになりました。
途中の PA で 背伸びをします。




道東自動車道で日高山地を抜けるときは また雪になりました。
旅最後の雪景色です。





「氷の宝石」 - 北海道 (6)

2019-03-02 10:59:42 | 小旅行

今日は 十勝川水系の話題を2つ。
最初は 凍てついた十勝川河口付近の海岸に打ち上げられた ジュエリーアイス (Jewelry Ice) の話題です。




十勝川は、北海道の屋根大雪連峰十勝岳を源に、音更川・札内川・利別川など多くの支流を合流しながら広大な十勝平野を南下し、太平洋に注いでいる一級河川です。
アイヌ語でトカプウシイ(乳房・ある・処)。河川が東西二口に分れ、乳が出る如く流れが途絶えることがなかったため。(Wiki より)
十勝川は 豊頃町の大津海岸で太平洋に流れ込みます。




ジュエリーアイス のまえに 飛び入り前座で、別の話題を。
海岸には モニュメントみたいに 流木が積んであります。
2016年8月、北海道に台風が相次いで上陸・接近したほか、北海道付近に停滞していた前線の活動が活発化した影響で、十勝川水系でも既往最高水位を超える出水となりました。この影響により、十勝川河口付近には 20,000 m3を超える流木が漂着しました。




ジュエリーアイスとは?
十勝川を覆いつくす氷が太平洋に流れ出し、河口の大津海岸に打ち上げられる氷の塊が太陽の光を受け美しく輝く自然現象です。十勝の厳しい寒さと、母なる大河「十勝川」が生み出す自然の神秘です。(ジュエリーアイス豊頃町 より)





ジュエリーアイスは、太平洋に流れ出た十勝川の氷が海岸に打ち上げられたものです。波にもまれるうちに角が取れて、透き通ったクリスタルのような氷になります。(同上)




似たようなものに流氷がありますが、流氷は大きな氷の塊が層になって押し寄せたもの。流氷は白い色をしていますが、ジュエリーアイスは透明さが特徴です。(豊頃町環境協会HP「ジュエリーアイス 豊頃町」より)
でも、暖冬で、正午過ぎに行ったのでは ポスターにあるような氷のかたまりには出会えませんでした(◞‸◟)




同町出身者が2015年に「ジュエリーアイス」と名付けて以来、全国の写真家から注目されるようになりました。
最近のことなんですね




下ばっかり見てると、首が痛くなります(T_T)
見上げると、CM のように JALが \(^o^)/



最後に、時間が 前後しますが、ひとつだけ 釧路湿原の話題を。
写真は バスの車窓から撮った 谷地坊主(やちぼうず)です。
ヤチボウズとは 何かというと、(バスガイドさんの説明によると)谷地は 谷地、湿原のことで、谷地のアシやスゲの根っこが未分解物とともに成長を重ね、さらに冬の凍上現象が加わって長い歳月をかけて盛り上がってできたものらしい。
盛り上がって出来たものがあれば、窪んでできた穴ぼこのようなものもあり、それを ヤチマナコ(谷地眼)というそうです。ヤチマナコとは、要するに水が溜まった落ち窪みのことで、底なし沼というほどではないが、マンホールほどの大きさの穴の深さが3〜4メートルにも達するという。
お~~ 怖い。






阿寒湖 - 北海道 (5)

2019-03-02 09:40:01 | 小旅行

前日の夕方、阿寒湖についたときは 氷の上でスノーモビルをやっていました。私たちも乗ってみようとしましたが、午後5時までということだったので、あきらめました。ところが、午後5時を過ぎても、小学校6年生の子たちが たくさん駆けつけて、スノーモビルの練習をしています。部屋からみると、遠くから スノーモビルが ライトを照らしながら帰ってきます。夜の 8時ごろには 花火も ドン、ドンと上がりました。

朝、起きてみてびっくり。昨夜の喧騒がウソのように しんと静まり返っています。




Google Earthで この付近の俯瞰図を作ってみました。
左手の 水色で輪郭したところが 阿寒湖です。その東側の火山が 雄阿寒岳 です。
(画像では見にくいですが、雄阿寒岳の周囲に 3つの湖があります。)
右手(東側)には 摩周湖があります。
中央にある大きな湖は 屈斜路湖 です。




池の周囲には 木肌の白い木がいっぱい。いかにも ホッカイドー といった感じです。




湖の上に立ってみました。
阿寒湖でも 氷上ワカサギ釣り が楽しめるようです。




山水画のような風景。
左の雑木林は 島で、名前は (たぶん)小島。
なお、阿寒湖には 4つの島があります。
大島、小島、チュウルイ島、ヤイタイ島の4つで、チュウルイ島にマリモ展示観察センターがあります。




スノーモビルの駐車スペース。昨夜は 大賑わいでした。




湖を見下ろす 雄阿寒岳。
雄阿寒岳の 約17.5万年前の噴火、約15.8万年前の噴火により 古阿寒湖がカルデラ湖として誕生した。
古阿寒湖は、いったんは外輪山である雌阿寒岳の噴火などによって埋め立てられた。
今から1万年程前に雄阿寒岳(中央火口丘にあたる)の噴火活動によって堰止湖がつくられた。
しかし雄阿寒岳は成長を続け湖面を埋めてしまい、古阿寒湖は分断され、現在の阿寒湖、そして東にあるペンケトー、パンケトーが誕生した。(wiki を編集)
最上流の湖ペンケトー は アイヌ語のペンケ・トー(=上の・湖)に由来し、
つぎの堰止湖 パンケトー は アイヌ語のパンケ・トー(=下の・湖)に由来する。




川が流れ込む地点なのでしょうか、一部 氷の張っていないところがあります。
カモが泳いでいます。




カモの種類 が分かりません。

〔追記〕
attsu1さんより、コメントあり 「青い羽をみるとカルガモ?」
とのことでした。
〔追記2〕
なつみかんさんより、スマホからコメントあり 「マガモではないでしょうか。」
とのことでした。
自分でもすこし調べてみて カルガモとマガモの区別は くちばしを見ると分かりやすいことを知りました。
といっても 上の写真では くちばしがハッキリ分かりません。
撮った写真を探して 以下の画像を見つけました。

これをみると くちばしは全体が黄色いから、マガモ ということになりそうです。


あと、根釧原野に入ってから 遠くに 阿寒岳っぽい雪山が見えたので、バスの中から撮った写真を貼っておきます。↓