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アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

シキミ 2 - 安城市常福寺

2019-03-06 23:47:39 | みんなの花図鑑

明法寺で シキミの花を見たので、もしやと思って行ってみたら、早くも咲きだしていました。
ことしは 早いですね。
花は葉腋にひとつずつ付きます。




多数の苞?で蔽われていた蕾の中から、次第に花が伸びてくる。 (小石川植物園の樹木「シキミ」)




萼から花弁まで、サイズが少しずつ大きくなっているため、どこまでが萼かの区別は難しい。(同上)




花の器官である雌しべも 「葉」が変化したものと考えられている。 
シキミの果実は、「1枚の心皮(葉)が内側に丸まって子房ができ、それが円形に並んでいる」という理屈を確認しやすい形態である。(同上)



シキミ - 安城市明法寺

2019-03-06 23:22:26 | みんなの花図鑑

比較的最近見つけた 明法寺のシキミ です。




花は葉の付け根から一つずつ出て春に咲く。(wiki)




花びらは淡黄色で細長く、ややねじれたようになる。(wiki)




雌しべが8本と、多数の雄しべがある。(松江の花図鑑)
柱頭が 3裂しているのは よく聞くが、めしべが 複数本あるのも珍しいのではないか?




雌しべが 複数本あるのも珍しいと思ったら、やはり 元はひとつで 先のほうで 8つの別れているというのが本当らしい。
以下を参考に。
シキミは被子植物の中では非常に早くに分化した種であり、花の形態が原始的なのが特徴である。
すべての要素が「一本の軸」の回りに構成されているところに、原始的な植物の姿が現れており、最も古くに分化したもののひとつ、スイレンの花の構造に似ている。 すなわち 多数の萼・花弁があり、雄しべは「螺旋状」に付く。 心皮も「輪生」しているために、雌しべの先が8つに分かれているように見える。 良い香りがある。(小石川植物園の樹木「シキミ」より)




マンサク (3) - 安城市Oo

2019-03-06 13:40:04 | みんなの花図鑑

安城市のマンサク 最後は お医者さんの離れ屋敷の マンサク。




ピントが甘いが 花の中心部を拡大して おしべ を確認しています。




質問「キブシ、トサミズキ、アブラチャン、サンシュユ等早春には黄色い花が目立ちます。ハエ・アブが黄色を好むからと言われていますが本当でしょうか。」




回答「花と昆虫の関係は持ちつ持たれつでお互いに都合のよいように進化してきました。これを共進化といっています。早春の色彩の少ない山野で黄色というのは非常に目立つ色です。早春にいち早く活動を始める昆虫にはアブやハエの仲間が多いのですが、これらは黄色い色に敏感だといわれています。」(みんなのひろば 植物Q&A



相州に黄色い花が多い理由は 上記の説明で 納得しているが、マンサクの花弁は なぜあんな細長い短冊形をしているかについては うまい答えが見つからないままだ。



マンサク (2) - 安城市KY

2019-03-06 13:21:30 | みんなの花図鑑

安城市のマンサク。こんどは KY地点のマンサク。




前出のより 花弁が いくらか長いです。




花弁の付け根のほうが 赤いものを ニシキマンサク と呼ぶことがあるらしい。




実は このマンサク、去年までは シナマンサク としていたものだ。
というのも、去年までは こんな 枯れた葉が たくさん残っていたからなのだが...




ことしは 枯れ葉がほとんどついていない。
なので 単なる マンサク としておきます。



マンサク (1) - 安城市EB

2019-03-06 13:04:39 | みんなの花図鑑

このマンサクは 例年ですと いつも一番遅くに開くマンサクなんですが、今年は 他のマンサクと歩調を合わせて 咲いています。




中央の赤紫色の部分は、がく。萼片は 4つ。
黄色のリボンの細長いのが花びら。




花びらは いっぱいあるように見えるが、ひとつの花には4枚の花びらついているだけだ。





4つの 萼片の上にあるのが おしべ。





萼片の上にあるのが おしべ だが、マンサクの蕊について検索したら、花弁の上の位置に 仮雄しべ が やはり4つ あるという。そして 仮雄しべからは 蜜が出ているそうだ。
こんど一度拡大して 観察してみよう。




トサミズキ - 安城市KY

2019-03-06 07:53:16 | みんなの花図鑑

汗ばむ陽気。
トサミズキも ほら、もうこんなになって...




赤いのが おしべの葯(花粉を入れる袋)。
葯が赤いのが トサミズキ。
葯も黄色いのが ヒュウガミズキ。




萼片、花弁は5枚。
雄しべも5個。
めしべは 柱頭が2つに分かれているようです。




左側の 褐色の殻は 冬芽のいちばん外側の殻の残骸でしょうか?
そういえば、属名の Corylopsis は
「corys(兜(かぶと))+ opsis(似ている)」から来ているとか )^o^(

(ただし、みんなの花図鑑には 「属名の Corylopsis はギリシャ語の「Corylus(ハシバミ属)+opsis(似た)」からきている。葉の形が似ていることから名づけた。」とありました(◞‸◟))