アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

セイヨウミザクラ - 豊田市行福寺

2019-03-15 11:25:20 | みんなの花図鑑

行福寺というと 市指定のシダレザクラ でとても有名なのですが、昨日訪れたときは まだつぼみの状態でした。
何かないかと、奥の院のほうにいったら、キレイな白い花の桜がひっそり咲いていました。




花柄が長いので、ウメではなく、サクラであろうとまでは察しがつくのですが、オオシマザクラでは早すぎるし・・・




モモも白いけど、花弁の先がもっと尖っています。




そうこうするうちに、思いつきました、セイヨウミザクラ つまり サクランボ(桜桃) ではなかろうかと。




それで 行福寺さんに電話をかけて 聞いてみました。「種類までは 分からないけど、さくらんぼ 」ということでした \(^o^)/



カワヅザクラ(河津桜) - 豊田市家下川

2019-03-15 11:06:47 | みんなの花図鑑

河津桜というと、当地では 岡崎市乙川の 河津桜が 有名ですが、これは岡崎市にいちばん近い豊田市の家下川の堤防の カワヅザクラ です。
この日は、花見客は 私一人でした。




カワヅザクラは オオシマザクラ と カンヒザクラ の自然交配種と推定されています。




オオシマザクラというと 白が強調され、カンヒザクラといえば濃いピンクの花が思い浮かびます。
なので、このサクラは 色的にも 両者の中間色なのですね。




河津桜の特徴は、花は中輪、一重咲きで花がつぼみのときは濃い赤色で開花時に薄いピンク色になります。
って、私が言うまでもないですけど ((+_+))




開花時期は、ソメイヨシノなど一般的な桜よりも早いことが特徴です。早いものは1月にもう咲くそうです。
ここの河津桜は いま 満開なので、遅いほうになるのでしょうか。




石碑がありました。
平成24年(ということは 2012年)に 河津桜 10本と 四季桜 10本を 交互に植えたようです。


コリヤナギ - へきなんたんトピア

2019-03-15 09:14:15 | みんなの花図鑑

コリヤナギ(行李柳)は昔、行李(こうり)などの生活用品(柳行李)を編むために植栽されたヤナギであることから。





コリヤナギの花穂の特徴ですが、開花当初は直立しているけれど、しばらくして強く湾曲するところにあります。




できたての花穂は 直立していてピンクです。




雌雄異株で、これは雌花。
子房には白毛が密生し、子房の先には 紅色の柱頭。




受粉した子房は緑色をしていて 果実に成長していきます。




ネコヤナギ 改め フリソデヤナギ - 於大公園(東浦町)

2019-03-15 01:08:50 | みんなの花図鑑

於大公園、中池のヤナギですが...




はじめ、銘板に 「ネコヤナギ」と書いてあったので、深く考えず、ネコヤナギで投稿してましたが...




撮った写真を見てみると、雄しべが2本で1セットになっています。




この画像のほうが よりよく分かると思いますが、おしべの根元のほうは一本ですが、先のほうは2つに分かれています。
こういうのは、フリソデヤナギというらしいです。




雄しべの 花粉が葯に入っているときは(赤い時は)2本は合着していますが、黄色い花粉が表に露出するころになると、おしべの先のほうだけ 2つに分かれるようです。




では、ネコヤナギは このようにならないのか、というと、そのとおりで、花粉が露出する時期になっても、2本が合着したままなのです。そのため、フリソデヤナギに比べて おしべが太く見えるといいます。




フリソデヤナギは このように 途中から2つに分かれて Y字形になるのですが、似たようなヤナギに バッコヤナギがあり、こちらは 根元から2つに分かれ V字型をしています。




おしべの赤い葯が取れて、花粉が露出したころ、おしべを観察すれば、V字形なら バッコヤナギ、Y字形なら フリソデヤナギ、太い I型ならば ネコヤナギ と 判別可能でした。