アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

花弁のないマンサク - 明法寺(安城市)

2020-02-23 16:03:33 | みんなの花図鑑

シリーズ・マンサクと題して 色んな色のマンサクの花を見てきましたが、最後に 明法寺の(アカバナマンサクではなく) 在来種のマンサクを!
なんと 肝心の花弁がありません!




一生懸命探したら 花弁付きの花がありました。 でもこれは とても珍しいのです。




ほとんどの花は こんな風です、 花弁がありません。 花後で、脱落したのでしょうか? そうとは思えません。 脱落するんだったら、根元から 分離しますよね? これは 引きちぎられたかのように 花弁の基部のほうが一部残っています。




なぜ このようなことになったのか、 鳥が食べたのか? さっぱり原因が分かりません。




マンサクの花のおさらいです。 マンサクの花は 萼片4枚、(この写真には写ってませんが)花弁4枚、 雄しべ4個、雌しべ1個です。4数性です。 実は もっと近寄らないとわかりませんが、 仮雄しべという器官があって、これも4個あり、蜜を出しています。
仮雄しべが分かるような倍率の高いマクロレンズが欲しいなぁ~ (´・ω・)

アカバナマルバマンサク - 安祥城址公園

2020-02-23 01:17:16 | みんなの花図鑑

アカバナマンサクに比べて、色褪せた、色落ちした感じのマンサクです。




本来の アカバナマルバマンサクは、ハマメリス・インテルメディア(在来種のマンサクとシナマンサクとの交雑種)の和名で、花が赤色の「ダイアン(cv. Diane)」、赤橙色の「エレナ(cv. Jelena)」それに黄色の「ムーンライト(cv. Moonlight)」など多くの栽培品種が作出されているのですが、 ここでは 在来種のアカバナマンサク に対して 栽培品種で、赤花のマンサクを こう呼ぶことにしています。




日陰に植えてあるからか、 めっきり(今年はとくに)減色してきました。
以前 は もう少し赤かったのですけど。




シナマンサクに似て、葉がいつまでも枝に残っています。