アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アカバナマンサク - 安城市BG

2020-02-22 21:55:44 | みんなの花図鑑

シリーズ・マンサク(その6)です。今回も アカバナマンサク です。 前回のアカバナマンサクより 朱色が勝っています。




本来の「アカバナマンサク」は 在来種のマンサクの変種のマルバマンサクの一つの品種のことだと分かりました。




そのことは 学名からも分かります。
アカバナマンサクの学名は Hamamelis japonica var. obtusata f. incarnata といいます。
Hamamelis japonica までが 自生種のマンサク の学名。
var. obtusata の var. は varietyの略で変種の意、 ここまでで マルバマンサク の学名になります。
最後の f. incarnata の f. は formaの略で品種の意、つまりここまでで 「マンサク var.丸葉 f.赤花」 となり、
マルバマンサクの赤花品種 の意味になります。




ただし、この花弁が赤いマンサクは 上記の意味での「アカバナマンサク」かは不明です。 花の大きさも 先ほどの「アカバナマンサク」より 大きいですし(在来種の変異なら もっと小さいはず)、 花弁の縁の黄色も明確ではないです。




ハマメリス・インテルメディアというマンサクがあります。これは 在来種マンサクと 中国原産シナマンサクとの交雑種(インテルメディア)のことです。近年、多くの栽培品種が作出されてきました。花が赤色の「ダイアン(cv. Diane)」、赤橙色の「エレナ(cv. Jelena)」それに黄色の「ムーンライト(cv. Moonlight)」などが庭木として植栽されています。
この 赤花マンサクは そちらのほうかもしれません。
ハマメリス・インテルメディアの和名は「アカバナマルバマンサク」となってます。


アカバナマンサク - 明法寺(安城市)

2020-02-22 17:12:31 | みんなの花図鑑

シリーズ・マンサク、今度は 赤花のマンサクです。




花弁の色が赤ければみな、 アカバナマンサクかというと、 在来種のマンサク(Hamamelis japonica)のうち 丸葉のマンサク(Hamamelis japonica var.obtusata)の花弁が赤くなった自生種を「アカバナマンサク」といい、それ以外の園芸種は 品種名で呼び 総称して「赤花マンサク」と称していたようです。




でも、そんな区別は すぐ忘れられ、 今では(私を含め皆さん) 花弁が赤ければ「アカバナマンサク」と呼んじゃっています (ToT)




このアカバナマンサクは、どちらかというと、赤でも朱色系で、 大きさも 小さいので、 どちらかといえば 在来種のアカバナマンサクに近いのではと思います。






シナマンサク - 安城市Oo

2020-02-22 07:44:18 | みんなの花図鑑

シリーズ・マンサク、 つぎは さるお屋敷の離れにあるシナマンサクです。




シナマンサクの花弁の色は黄色にややオレンジが混じっている、こういう色合いの花が多いようです。




このシナマンサク、つい先だっても 雨の後の花を投稿したばかりです。 今日は 快晴、 撮り方もおのずと違ってきます (^^)/




接写リングを2本使ってアップしました。