アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

トサミズキ - 愛知県緑化センター

2020-02-28 18:00:08 | みんなの花図鑑

トサミズキは マンサク科なのに どうして「ミズキ(水木)」が付くかというと、 「葉の様子が葉脈も平行に走り、ミズキの仲間に似ているので」という説があります。




けれど、似ていると言えば、マンサクの葉のほうが(同じ科ゆえに) はるかにそっくりなのに、 なぜことさら高木のミズキの葉に似ていると思ったのか、いささか共感し難い感があります (´・ω・)




実はなぜ「ミズキ(水木)」が付くかについては、他にも説があります。
マンサクと同様に黄色い花を付ける木なので、豊年満作を意味する「ミタスキ(満木)」と呼ばれていたのが訛り 「ミズキ」となった、という説です。




でも、マンサクの花と トサミズキの花は 似ても似つきません。 黄色といっても 形状が違い過ぎます。 葉っぱがマンサクにそっくりだから、「土佐満作」とか呼ばれるのなら、了解できますけども。




去年の果実です。 果実をみれば やはりマンサク科を思わせますね (^^)/


ウメ(紅梅)‐ 愛知県緑化センター

2020-02-28 13:16:25 | みんなの花図鑑

「紅梅」でググると、 「紅梅織」という語がヒットします。




「紅梅織」とは?
細い糸の間に太い糸を織り込んで、布の表面に縦・横または格子状の凹凸をあらわした薄手の織物。夏の着尺用。紅梅。勾配織り。





人前で着るものとして扱われなかったゆかたが,男女ともに外出にも着るようになったのは明治中期以後,上物ができたからである。現在でも女物の紅梅(こうばい),綿絽(めんろ),綿縮(めんちぢみ)などの中形(ちゆうがた)染や長板本染中形(ながいたほんぞめちゆうがた)の高級ゆかたは,八寸名古屋帯をお太鼓に締めて街着とする。(世界大百科事典「紅梅」)













梅園にて - 緑化センター

2020-02-28 10:00:00 | みんなの花図鑑

ヒトの眼は都合よくできているもので、 たとえば こんな↑ 景色、 白・ピンク・黄色の点描画と思って思わずシャッターを押したんです。
写った画像の 下のほうを見てがっかり (ToT)




梅園といっても、 紅梅、白梅のほかに ロウバイ(蝋梅)もあります。 同じころ咲く「梅」と名の付く木を植えたんだね (^^)/




ウメは 真っ白から 真っ赤まで ピンクも含めて 何種類かあります。




逆光で 紅梅がキレイだったんですけど、ねぇ (´v_v`)




ロウバイも遠くからみてれば、まだまだ元気に見えます。




花を撮ったんですが、 よく見ると 果実がぶら下がってます。 去年の果実ですよね(´・ω・)


ミツマタ - 愛知県緑化センター

2020-02-28 00:48:56 | みんなの花図鑑

2週間前ここを訪れたときは 蕾だけでしたが、ようやく外周の小花から開花しだしました。




下を向いて咲いているので、こちらがかがんで 見上げるようにして撮ってます。




花弁はなく、筒形の萼の先端が4裂して花弁の代わりをしています。




ジンチョウゲ科なので、咲き方が ジンチョウゲに似ていますが、 ジンチョウゲのばあいは 萼の外側が赤いのでつぼみのときは目立ちますが、花が開くと白いので、かえって目立たなくなります。




ミツマタのばあいは 萼筒の外側は白っぽいのでつぼみのときはひっそりしているけれど、内側は黄色なので、開花すると(下からのぞくと) キレイです (^^)/




萼筒の入り口に 4本の雄しべが見えてます。 雄しべはこれ以外にも4本あり、それらは 萼筒の付け根のほうに、雌しべと一緒に、 あるということです。