アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

クリスマスローズ - 西尾市憩の農園

2020-02-12 21:50:09 | みんなの花図鑑

クリスマスローズの花弁のように見えるのは萼片です。 最初は この萼片の模様に目が行きます。 次に 目が行くのは たくさんの雄しべでしょう。




雄しべと萼片の間に (この絵では 黄緑色の)袋状のものが雄しべを取り囲んでいますが、これが蜜腺(ネクタリー)で、もともとは花弁だった器官です。
中央に 雌しべが伸びています。




ネクタリーの色も、黄緑、緑、褐色、紫色などの濃淡があり、濃いものはダークネクタリーと呼ばれます。




雌しべが受粉すると子房が膨らみだし、周囲の おしべ、ネクタリーはみな脱落していきます。




裏から 萼片の模様を見たところです。


ガザニア?- 西尾市憩の農園

2020-02-12 18:05:07 | みんなの花図鑑

あいにく値札に名前が書いて無く、 キク科ということは分かるのですが、花の名前が分かりません。




花は典型的なキク科の頭状花序をしています。 中心に管状花(筒状花)、周辺に舌状花があります。
管状花には雄しべと雌しべがあり、舌状花には、雌しべしかありません。




キク科の管状花の受粉の仕組みが すごく面白いです。

まず小花の先端が開き、花柱が伸長してくると花粉が押し出されてきます。このとき花柱には多くの花粉が付きますが、まだ成熟していないので受精しません。




上の写真をトリミングしてみました。

花柱の先端がT字状に開いて成熟するのは、花粉が押し出されてから2~3日後です。そのころには花粉の受精能力がなくなっており、一般的に自家受粉できないため、他の花の花粉により受粉する仕組みとなっています。
(以上、 農林水産部農業経営課普及・営農グループ「つくっちゃおう【交配によるキクの新品種育成】」より転載)





花ばっかりで、葉を撮ってきませんでした。 ガザニアやサイネリアや シャスターディジーの花はよく似ているものが多く、 これらは 花よりも葉をみると識別しやすいそうで、 これからは 葉の写真も撮ってきますね m(_ _)m

ベトナム椿(ハイドゥン キング)- 西尾市憩の農園

2020-02-12 09:45:48 | みんなの花図鑑

ベトナム椿の「ハイドゥン キング」が一輪 開花しました (^^♪




「ハイドゥン」とか「ハイドゥン キング」と呼ばれるベトナム椿は 安城デンパークの「デンパークコレクション」の一つなのですが、今 フローラルプレイス(大温室)が改装中なので、鑑賞できません。




でも、ここ西尾市憩の農園には デンパークで飾られている植物のかなりの数が販売されています。




以下、デンパークコレクションの説明書きより
「ベトナムツバキ
開花時期:11月下旬〜1月中旬
ベトナムツバキ(ハイドゥン)(Camellia amplexicaulis)は、ベトナム原産のツバキ科の熱帯低木です。
蝋細工のような桃色の美しい花や蕾が特徴です。ベトナムではテト(旧正月)を祝う花として知られています。和名は海棠椿(カイドウツバキ)といい、ベトナム語ではハイドゥン(HiDuong)と呼ばれています。」