
イヌタデの花がひっそりと咲く季節が来たようです。

集まる虫を狙ってか、
クモが 花柄に 陣取ってます。

雄しべ は6~9個、まれに多数。

この写真ではよく分からないが、
雌しべは一つ。柱頭が3つに分かれるという。

白い花被片は 5枚。
なぜ 花弁といわないのか、というと、
「被子植物の花は雌しべと雄しべが葉的器官で覆われた構造をしています。この葉的器官を花被と呼びます。花被がはっきり2型に分化している場合があり、花の外側で葉的で保護器官として働く器官を萼片(萼片の総体を萼)、内側で昆虫の誘因などに働くため色づくことが多い器官を花弁(花弁の総体を花冠)と呼びます。ですから、無花被以外の全ての被子植物は花被を持ちます。被子植物の一部は花被が2型に分かれていて、それらを萼片や花弁と呼びます。タデ科の場合は、花被は通常5枚ですが、5枚の間に大きな形態変化がありませんので、萼片や花弁とは呼ばず、花被と呼びます。ですから、定義上は萼片ではなく花被です。」
(イヌタデの花について)