ヒガンバナ (2011.9.24撮影)
松山市来住町の住宅地の中、国道11号線から100メートルくらいはいったところに、広い空き地があります。久米官衙(かんが)遺跡です。官衙とは、昔の役所のことだそうで、現在空き地になっているところだけでも、かなり広い面積なのに驚かされます。7世紀から平安時代に至る頃の遺跡だそうですが、大化の改新とかの時代です。ここ愛媛県はその時代、地方にしてはかなり有力だった?のかもしれません。
少し前、県立美術館で法隆寺展をしたとき、学芸員の方が法隆寺がこれほどの仏像を出してくれたのは、法隆寺の過去帳に伊予の国久米の誰やらが、大きな寄付をしたことの恩義を感じてのことだとおっしゃっていました。1000年以上前の恩義!もしかしたら、この遺跡に関わる誰かかもしれませんね。
土を小高く盛って、木が茂っているここは古墳に違いありません。
中には大きな石がありました。もしや石棺?なんだか胸が騒ぎます。地元の歴史をゆっくり勉強していくのが、ささやかな老後の夢です。
← ← ← 神話の時代から飛鳥時代くらいが、なぜか心惹かれます。
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