気になる植物たち

植物歴長いけど、世の中にはまだまだ気になる植物がいっぱい。花屋のQuの植物的ミニエッセイ。ときどき俳句。 ときどき古墳。

ブーケ

2012-02-18 21:28:08 | 日記

 保育園で息子と同級生だった女の子の結婚式。先日、すっかり成長した姿で、ブーケの相談に来てくれました。無理してお金をかけずに、友人たちの手作り挙式をあげるそうなのです。堅実な人生の第一歩を歩み始める彼女の顔に小さい頃の面影を重ねながら、どうぞお幸せにと願えることも、花屋をしている幸せです。

 

 お金をかければ、幸せが買えるというものでもないのですから、無理をしないというのは若い二人の懸命な選択だと心から思います。とはいいながら、うちの長男長女は、一般的な結婚式をしたのでした。もちろん、本人たちの判断ですが。残る次男の選択はどうなるのでしょう。母は、心をこめてきれいな花をいけるだけです。


エリカ

2012-02-18 00:42:31 | 季語の植物たち

 お天気なのに、風は身を切るように冷たい先週の日曜日、森の交流センターの蛇の目エリカはもうピンク色に煙っていました。エリカは春の季語です。カタカナの名前しかない花も、日本での歴史が長いものは、しっかり季語として歳時記に載っています。

 

 梅は春、寒梅は冬の季語なのですが、まだ一輪も咲いていません。品種にもよるのでしょうが、以前行った立春の湯島天神では、たくさん咲いていたのに。この日見かけた花は、エリカと、椿とマンサク、水仙、そして、もう終わりかけの蝋梅(ろうばい)くらいでした。