新聞に見るオーストラリア

新聞から「オーストラリア関連記事・ニュース」をスクラップしてみました。

湖 消えた 

2007年05月10日 | 環境

   朝日新聞07.05.09.朝刊第1面の記事です。
 ショッキングなニュースでした。

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干ばつ 半世紀前は五輪ボート会場  湖 消えた  

 豪州で近年、激しい干ばつが続く。かつてメルボルン五輪でポート競技の会場となった湖が、ほぽ干上がってしまったほどだ。地元メディアは、干ぱつや節水に関するニュースを毎日のように流し続けている。 ビクトリア州メルボルンから西へ約120ヰロ、車で1時間余のバララット市にあるウェンドリー湖。10年も続く干ばつで水の供給が途絶え、湖底に大きなひび割れが走る。岸辺には使われなくなったポートハウスが残された。
  周囲約6キロ、最深部の水深が約2mあった。1956年の五輪でボート競技などが行われたウオータースポーツの名所だった。「悲しいね。昔はカモや黒烏がいて、とてもきれいな湖だった」 五輪記念碑のそばで、湖を眺めていた同州のエイドリアン・リツィオさん(56)は嘆いた。
  この街は19世紀に金鉱が発見され、ゴールドラッシュで栄えた。今も周囲に牧草地が広がり、約8万人が住む。
  豪州気象局の発表によれば、メルボルンでは10年連続して平年の降雨量を下回っている。06年には州内9カ所の観測点で、降水量が過去最低を記録した。
  「気候変動に関する政府間バネル」(IPCC)は今春まとめた報告書で、豪州やニュージーランドで降水量の減少と蒸発量の増加で水不足が深刻となり、干ばつと火事が増えて農林業の生産が減ると予測している。 (メルボルン=小堀龍之)



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