新聞に見るオーストラリア

新聞から「オーストラリア関連記事・ニュース」をスクラップしてみました。

NZ航空 非食用バイオ燃料で試験飛行成功

2008年12月31日 | 環境
 読売新聞2008.1.2.31.朝刊
 今年最後の話題は、NZからです。オーストラリアからでなくて。残念
 さすが読売新聞、オークランドにも特派員がいるのですね。このニュースは各紙が扱っていますが、どれもシドニー発共同通信社扱いでした。

 おっと、忘れるところでした。皆さん、良いお年をお迎えください。




非食用バイオ燃料
試験飛行に成功
NZ航空世界で初めて
【オークランド=岡崎哲】
 ニュージーランド航空は30日、オークランド上空で、食用に適さない作物が原料の「第2世代バイオ燃料」による世界初の試験飛行に成功した。ボーイング747-400型ジャンポ機で2時間飛行した。
 今回使用された燃料は、従来のジェット燃料と、アフリカ東部などで栽培された広葉樹「ジャトロファ」(ナンヨウアブラギリ)の種子を原料とする油脂を50%ずつブレンドしたもの。同航空は2014年までに、全所有機の燃料の10%を第2世代バイオ燃料に切り替える方針で、温室効果ガスの二酸化炭素の排出削減効果が期待されている。
 英ヴァージン・アトランティック航空は今年2月、ココナツを原料とするバイオ燃料での試験飛行に初めて成功した。だが、食料を使ったパイオ燃料は、食物価格の高騰を招くことが懸念され、世界の航空業界は第2世代バイオ燃料を「今後の航空燃料の主流」として技術開発を加速。米コンチネンタル航空と日本航空も来月、同燃料を使用した試験飛行を行う予定だ。


以下は共同のWebサイトから。
次世代バイオ燃料で世界初飛行 NZ航空、温暖化対策に期待
 【シドニー30日共同】
ニュージーランド航空は30日、食用や飼料以外の作物を使った「次世代バイオ燃料」の原料として注目される多年生植物ヤトロファ(ナンヨウアブラギリ)から抽出した油を使用した飛行試験に成功したと発表した。同社によると、次世代バイオ燃料による飛行成功は世界で初めて。

 主要な温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)を多く排出する航空業界の地球温暖化対策に寄与しそうだ。

 CO2排出量の多い石油や石炭など化石燃料の代替エネルギーとして生産が伸びているバイオ燃料は、トウモロコシなど食用や飼料用の穀物から生産され、穀物価格高騰を招いた。ヤトロファは食用でない上、やせた土壌や乾燥した気候に強い。

 試験飛行はオークランド国際空港を発着、約2時間かけて行われた。ボーイング747-400の4基あるエンジンの1基で、既存のジェット燃料とヤトロファを1対1で混合して使用。エンジンに問題はなく、空中停止と再始動にも支障はなかった。

 世界の航空会社では、英大手ヴァージンアトランティック航空が今年2月、ココナツなどを使用したバイオ燃料飛行に成功。日本航空は非食用植物などのバイオ燃料を使ったテスト飛行を、来年1月に実施する予定。

2008/12/30 19:17 【共同通信】


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