先日とある記者さんの取材を受けました。
その中で「様々なデータを駆使する」的なところに関心を持っていただいたのですが
申し上げたのは「データだけでは何も見えない」ということです。
確かに我々は各種データに基づき企画立案を行いますが、データに基づき
この時期食卓にラーメンが年間1位で登場するし、POSも好調だからラーメンを・・・だけでは
何の企画提案ではありません。
世の中の空気とデータの「ギャップ&チャンス」を見出す能力が必要だと考えています。
例えば
・内食志向で家庭の食卓にはマンネリ感が蓄積されています。
・男性が料理に興味を持つ傾向が顕著になってきています。
・子供はお父さんの作る料理が好きで、かっこよいと感じています。
こんな空気を感じて、前述のラーメンを提案するのであれば
「休日開店!お父さんのラーメン屋さん」というような休日の新たな食シーンを提案する
手作りラーメン企画を立案する。そのような知恵の部分こそが重要なのです。
データだけでは意味がありません。過去の結果があるだけです。翻訳者が必要です。
時代混沌、先行き不透明な今こそ「食」の提案を通じ社会に貢献すること。
それこそが我々の使命だと強く感じています。