「 少女 」 湊かなえ
少女の遺書から始まります。
高校二年生の夏休み前、桜宮高校の草野敦子と桜井由紀は転校生の滝沢紫織から親友の自殺を目撃した話を聞かされ、自分も人の死ぬ瞬間を見たいと思うようになります。
敦子は老人ホームで入居者の死を目撃しようと手伝いに通います。
由紀は重病の子供たちが入院している病院にボランティアとして参加して子供の死を見届けようとします。
日にちを追って敦子と由紀の目線で物語が進んでいきます。
全く別の出来事が、どんどん繋がって行きます。 嫌な気分になりながら、引き込まれて一気読みでした。
今時の高校生の日常は、メールやパソコンの裏サイトでのいじめや友達との付き合いが大変だなと思う反面、でっちあげの痴漢事件や援助交際に罪悪感がないことに驚きます。
結局、未熟さから 感情に任せて自分のしていることがどんな結果をもたらすかを考えず、たくさんの人たちの人生を狂わせ不幸にして、自殺者まで出したことに気づいていません。
決して少女たちだけが悪いんじゃなく、そうさせた周りの大人たちも悪く、おおいに責任があります。
紫織がなぜ自殺をしたのか分りませんでしたが、徐々に複雑に絡み合った関係が解き明かされていきます。 因果応報と書いていますが、断ち切らなくては。
後味の悪い、ひどい話でしたが、さすが湊さんの作品だなと思いました。
孫たちが、楽しい中学・高校生活を送ってくれるように望みます。
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ありがとうございます
少女の遺書から始まります。
高校二年生の夏休み前、桜宮高校の草野敦子と桜井由紀は転校生の滝沢紫織から親友の自殺を目撃した話を聞かされ、自分も人の死ぬ瞬間を見たいと思うようになります。
敦子は老人ホームで入居者の死を目撃しようと手伝いに通います。
由紀は重病の子供たちが入院している病院にボランティアとして参加して子供の死を見届けようとします。
日にちを追って敦子と由紀の目線で物語が進んでいきます。
全く別の出来事が、どんどん繋がって行きます。 嫌な気分になりながら、引き込まれて一気読みでした。
今時の高校生の日常は、メールやパソコンの裏サイトでのいじめや友達との付き合いが大変だなと思う反面、でっちあげの痴漢事件や援助交際に罪悪感がないことに驚きます。
結局、未熟さから 感情に任せて自分のしていることがどんな結果をもたらすかを考えず、たくさんの人たちの人生を狂わせ不幸にして、自殺者まで出したことに気づいていません。
決して少女たちだけが悪いんじゃなく、そうさせた周りの大人たちも悪く、おおいに責任があります。
紫織がなぜ自殺をしたのか分りませんでしたが、徐々に複雑に絡み合った関係が解き明かされていきます。 因果応報と書いていますが、断ち切らなくては。
後味の悪い、ひどい話でしたが、さすが湊さんの作品だなと思いました。
孫たちが、楽しい中学・高校生活を送ってくれるように望みます。
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