ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 君の膵臓をたべたい 」   住野 よる

2016-04-27 23:17:02 | 
  「 君の膵臓をたべたい 」    住野 よる

     

新聞で話題の本と紹介されていたので図書館にリクエスト。 
変わった題名だなと思いながら読みかけ、これは若い女性の作品かなと住野さんを調べてみると、27歳の男性で2015年のデビュー作品でした。

主人公のお葬式から始まります。(ネタバレありです)
主人公の山内桜良は膵臓の病気を患っていて余命1年ほど。
家族以外には秘密にしていましたが、或る日病院で置き忘れた日記( 共病文庫 )をクラスメートの男の子に読まれてしまいます。
そこから2人は話すようになり、クラスで人気者の桜良と、地味で目立たないクラスメートが一緒に行動するようになります。
2人で、図書委員をやったり、桜良の強引な誘いで、食事をしたり旅行に連れ出されます。
クラスメートは桜良から、「 大人しい生徒君 」「 秘密を知っているクラスメート 」「 根暗そうなクラスメート」などと呼ばれます。
クラスメート君は、事情を知らない桜良の親友・キョウコや桜良に思いを寄せる男子に疎まれますが秘密を守ります。
「 仲のいいクラスメート 」「 仲良し 」になったころ、彼女が検査入院し、退院した日にデートの約束をして待ちますが彼女は現れませんでした。

思いもよらない事件で彼女は亡くなりますが、最後まで明るく前向きでした。
病気に関してはほとんど記述がなく、「 膵臓を食べたい 」の意味は、昔の人は悪いところがあると他の動物のその部分を食べたから。
彼女の死後、借りた本「 星の王子さま 」を返却に桜良の家を訪ねて、母親から桜良の日記を渡されます。そこには今までのことと、彼に宛てた遺書が書かれていました。
そこで初めて彼は号泣します。 そして恭子とも打ち解け前向きに変わっていきます。最後に、彼の名前は「 志賀 春樹 」だと明かされます。  
「いえええええええ~」「 あああああああ~うああああーあああ~ 」「 うふふふふふ~な~んちゃって」の表現が気になりましたが、
可愛いい表紙で青春漫画みたいで、軽く読めました。 私たちの年代でなく、若い子に受ける作品だなとわかりました。。 

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  ありがとうございます

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