ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 かもめ食堂 」  群 ようこ

2017-08-28 23:49:47 | 
      「  かもめ食堂 」  群ようこ
   
      

物々交換で貰ってきた本です。 群ようこさんの本は、昔、エッセイを数冊読んでいましたが、小説は久しぶりです。
帯に、小林聡美さん、もたいまさこさん、片桐はいりさん出演の大ヒット映画「 かもめ食堂 」の原作小説と書いています。
調べてみると、2006年に映画になってるそうで、サチエを小林聡美さん。 ミドリを片桐はいりさん。マサコをもたいまさこさんが演じています。
普通で真面目でどこかおかしな人たちの温かな物語。 3人のイメージで読んでみましたが、ぴったりでした。
~~~~~~~ネタバレ
サチエは、フィンランドのヘルシンキで日本食の食堂「 かもめ食堂 」を営んでいる。看板メニューはおにぎり。
 
客はさっぱりで、日本かぶれの青年トンミが、初めてのお客の特権でコーヒーを永久無料にしてもらい通ってきているのみ。
町の人は、子供の東洋人がやっているお店と、遠巻きで見ている。

トンミがガッチャマンの歌詞を知りたがっていたので、サチエがたまたま見かけた日本人旅行者に訪ねて教えてもらった。それがミドリ。
彼女は、世界地図を目をつぶって指差し、そこがフィンランドだったのでやってきたそう。
話しかけたのが縁で、かもめ食堂を住み込みで手伝ってくれることに。

マサコは介護していた両親が亡くなった後、ふと思い立ちフィンランドへ。
空港で荷物が紛失して、困っていた時、偶然見つけた「 かもめ食堂 」を訪れ、事情を話しているうちに、しばらくお世話になることに。

3人でお店を切り盛りしているうちに、いろいろな出来事が起こり、近所の人たちとも交流が生まれ、お店にもお客さんが来てくれるようになる。
~~~~~~~
サチエさんの淡々とした日常。 急がず慌てず、のんびりと。 
それというのも、1億円の宝くじを当て、フィンランドで食堂を開く手続きをして移住したから。
思ったことは実行する芯の強い人で、父親譲りの武道ができるお嬢さん。
そのうちに、ご近所さんとも心を通わせて、お店は賑っていきます。 めでたし、めでたし。

本の主人公とエッセイを読んでいたころのおかっぱ頭の群ようこさんの顔と重なってきます。
群さんの本は、どれも簡単に読みやすいです。
映画を見つけたら観てみようと思います。 


  ぽちっと、ひと押しお願いします。
       にほんブログ村 本ブログ 読書日記へにほんブログ村
  
       ありがとうございます。 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 犬の散歩 ( 迷子のおばあ... | トップ | フィリアちゃん 前途多難です »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事