ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 さよならをするために 」   唯川 恵

2017-06-19 22:59:00 | 
      「  さよならをするために 」   唯川  恵

            

五つの恋が壊れていくありさまを切なく描く恋愛小説。
一つの恋が終わり、思い出にして新しく前を向いて歩く女性たち。
「 さよならの贈り物 」「 さよならを言わせて 」「 背中でさよなら 」「 さよならの向こう側 」「 やっと言える、さよならが言える 」の5編。

作者の初期の作品で、今の女性達に当てはまらないかも分かりませんが、作者と年代が近い私は、5つの恋の始まりと終わりに『 この切ない気持ち分かるわ~ 』と共感。
ビリーバンバンの「 さよならをするために 」の曲が頭に浮かびました。

恋は或る日突然簡単に始まります。 でも終わりは様々で、片方が冷めたり、相手に新しい恋が始まったりで、同時に終わるとは限りません。
あんなに好きだった仕草が嫌になったり、何気ない一言が許せなかったり、誰かが蕎麦の食べ方が、、、なんて言っていましたね。( 笑 )
年代によっても、付き合いの度合や年月によっても変わりますが、一方的な別れは悲しく辛いものです。 
相手を傷つけずに上手く別れを告げないと、後が修羅場になることも。
若い彼女たちには、まだまだ新しい出会いがあり、さよならは次の恋の始まりです。 

解説を大好きな阿刀田さんが書いています。 
唯川恵さんは1984年にコバルト・ノベル大賞で入賞して作家の第一歩を踏み出されたそうで、その時の選考委員が阿刀田さんだったそうです。
若かりし頃を思い出し、思い出に浸り、ちよっぴり若返りました。


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