「 キッチン 」 吉本 ばなな
久米書店に吉本ばななさんが来店され、最新刊の「 大人になるってどんなこと? 」を紹介されていました。お話は面白くユニークな方でした。
吉本ばななさんが「 キッチン 」を出されたころ、ベストセラーになっていたのは知っていましたが、一冊も読んでいませんでした。
1989年のベストセラー年間売り上げの1、2、5、6、7位を獲得し、本の題名だけは覚えていました。
「 TUGUMI 」「 キッチン 」「 白河夜船 」「 うたかた 」「 哀しい予感 」
久米さんが、その中の1冊「 キッチン 」を取り上げ、数行朗読しました。
それはまだ恋ではなかった頃に私が本当に何気なしにあげたものだったのに、彼のそばを最後まで離れない運命となった。
久米さんが、「 これだけで彼が亡くなったとわかりますね 」と言ったのが、妙に気になり読んでみたくなりました。
キッチン 満月ーキッチン2 ムーンライト・シャドウの3作品が収録さてています。
~~~~~~
桜井みかげは、父母が早逝し祖母に育てられていたが、大学生の時、祖母が亡くなり独りぼっちになる。
引っ越しを考えながらゴロゴロしていた或る日、同じ大学の田辺雄一が訪ねてきて家が決まるまで田辺家に来ないかと誘われる。
彼は、花好きの祖母が通っていた花屋でバイトしていて、祖母とは仲が良かった。
みかげは、田辺家に世話になることになり、雄一と彼の母・えり子( 本当は彼の父親で名前は雄二。妻亡きあと、整形して母親となり、夜の商売をして彼を育てた )との生活が始まる。
「 満月 」で、いきなり、えり子がストーカーに殺され急展開。
みかげは大学を辞め料理研究家の助手になり田辺家を出ていたが、後になり雄一から電話で知らされる。
離れていたが、色々な出来事があり、二人は家族であると気づいていく。
「 ムーンライト・シャドウ 」 さつきと等は高校2年生の時、旅行委員として知り合い恋に落ちる。
2人は4年間愛を育んでいたが、突然、等が事故で亡くなった。 哀しみにくれるさつきの前にうららと名乗る女性が現れる。
彼女は、もうすぐ100年に一度の見ものが、条件が揃えば見られると話しかけてきた。
~~~~~~
どちらの作品も愛する人の死をテーマにしています。
ばななさんはあとがきに、克服と成長は個人の魂の記録であり、希望や可能性のすべてだと書いています。
30年近く古い本なので、時代背景が違い、もどかしいところもありますが、その時に読んでいたら、また違う感じ方があったかも。
私の父と母は大恋愛をして、復員してから結婚しました。
仲のいい夫婦だったそうです。 近所のおばさんがよく話してくれました。
その母を亡くした父の苦しみ、悲しみは計り知れません。 自営の仕事も休み、落ち込んでいたそうです。
しかし、父は私たちを育てなければならないので、復活してくれました。
私は子供の頃、大好きな父親が亡くなったらどうしよう。 思春期になり、好きな人が出来ても、もし好きな人が亡くなったらどうしようと不安で仕方ありませんでした。
愛する人が亡くなるのは耐え難いことですが、さつきも復活していきます。
後数冊、彼女の昔のベストセラーを読んでみようと思います。
ぽちっと、ひと押しお願いします。
にほんブログ村
ありがとうございます
久米書店に吉本ばななさんが来店され、最新刊の「 大人になるってどんなこと? 」を紹介されていました。お話は面白くユニークな方でした。
吉本ばななさんが「 キッチン 」を出されたころ、ベストセラーになっていたのは知っていましたが、一冊も読んでいませんでした。
1989年のベストセラー年間売り上げの1、2、5、6、7位を獲得し、本の題名だけは覚えていました。
「 TUGUMI 」「 キッチン 」「 白河夜船 」「 うたかた 」「 哀しい予感 」
久米さんが、その中の1冊「 キッチン 」を取り上げ、数行朗読しました。
それはまだ恋ではなかった頃に私が本当に何気なしにあげたものだったのに、彼のそばを最後まで離れない運命となった。
久米さんが、「 これだけで彼が亡くなったとわかりますね 」と言ったのが、妙に気になり読んでみたくなりました。
キッチン 満月ーキッチン2 ムーンライト・シャドウの3作品が収録さてています。
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桜井みかげは、父母が早逝し祖母に育てられていたが、大学生の時、祖母が亡くなり独りぼっちになる。
引っ越しを考えながらゴロゴロしていた或る日、同じ大学の田辺雄一が訪ねてきて家が決まるまで田辺家に来ないかと誘われる。
彼は、花好きの祖母が通っていた花屋でバイトしていて、祖母とは仲が良かった。
みかげは、田辺家に世話になることになり、雄一と彼の母・えり子( 本当は彼の父親で名前は雄二。妻亡きあと、整形して母親となり、夜の商売をして彼を育てた )との生活が始まる。
「 満月 」で、いきなり、えり子がストーカーに殺され急展開。
みかげは大学を辞め料理研究家の助手になり田辺家を出ていたが、後になり雄一から電話で知らされる。
離れていたが、色々な出来事があり、二人は家族であると気づいていく。
「 ムーンライト・シャドウ 」 さつきと等は高校2年生の時、旅行委員として知り合い恋に落ちる。
2人は4年間愛を育んでいたが、突然、等が事故で亡くなった。 哀しみにくれるさつきの前にうららと名乗る女性が現れる。
彼女は、もうすぐ100年に一度の見ものが、条件が揃えば見られると話しかけてきた。
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どちらの作品も愛する人の死をテーマにしています。
ばななさんはあとがきに、克服と成長は個人の魂の記録であり、希望や可能性のすべてだと書いています。
30年近く古い本なので、時代背景が違い、もどかしいところもありますが、その時に読んでいたら、また違う感じ方があったかも。
私の父と母は大恋愛をして、復員してから結婚しました。
仲のいい夫婦だったそうです。 近所のおばさんがよく話してくれました。
その母を亡くした父の苦しみ、悲しみは計り知れません。 自営の仕事も休み、落ち込んでいたそうです。
しかし、父は私たちを育てなければならないので、復活してくれました。
私は子供の頃、大好きな父親が亡くなったらどうしよう。 思春期になり、好きな人が出来ても、もし好きな人が亡くなったらどうしようと不安で仕方ありませんでした。
愛する人が亡くなるのは耐え難いことですが、さつきも復活していきます。
後数冊、彼女の昔のベストセラーを読んでみようと思います。
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