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第24回(23周年)『阿弖流為・母禮之碑』法要の報告

2017-11-15 11:24:29 | 日記

 法要当日、未明の雷を伴なった雨も朝には上がり、晴天の下『阿弖流為・母禮之碑』法要の行事が始まりました。
 9時半、50名ほどの会員が仁王門前の「馬留」の前に集まり、学芸員坂井輝久先生より「清水寺創建後10回焼失・再建」の歴史解説の後、工事現場担当の島田氏の案内で「日本の社寺の大屋根の比較で第3位」の本堂大屋根の葺き替え工事を見学しました。
 10時半、恒例となった森美和子氏の篠笛で心を鎮め、11時より森貫主様以下全山僧侶による法要が営まれました。禅文化研究所理事長・萬壽寺住職佐々木道一老師様、衆議院議員穀田恵二様、奥州市市長小沢昌記様他多数のご来賓と、関西会員、奥州市、伝阿弖流為・母禮之塚保存会の関係者百余名が参列致しました。
 12時、円通殿で行われた森貫主様によるご法話では、冒頭アテルイを顕彰する会・会長及川洵氏、田村歴史観光協議会・会長影山勝夫氏が病気療養、関西アテルイ・モレの会・前会長松坂定徳氏がご供養のため岩手に帰省中で、重鎮三名がお見えにならないのは寂しい、来年の再会を期待したいとお言葉がありました。次いで本堂大屋根の工事に関し、明治初期「廃仏毀釈」で寺が困窮した時代があり、明治32年国宝に指定されて大改装ができた、その時の費用は京都市の予算の十分の一だった。本堂の清水型千手観音像は平泉の中尊寺にもある、奥の院の毘沙門天像は阿弖流為らの姿を模している、等の説明を受けました。
 その後、工藤葉子氏によるネパール古典仏教舞踊「文殊菩薩(マンジュシュリー)」を奉納、小堀幸子氏の解説を受けました。
和賀会長より、法要参加のお礼と、ネパールのスレンドラ・サキャ氏からの「この踊りはネパール人の誇り」とのメッセージが披露されました。
 13時から始まった懇親会は洗心洞で行われ、ご来賓・関西会員65名、奥州会員20余名、塚保存会4名、清水寺様4名の90余名の参加で、内サポーター20名と当会の将来展望に夢を持たせてくれました。
懇親会では話達者なご来賓のご祝辞に会場は沸き、胆江日日新聞社様から「坂上田村麻呂」冊子20冊、安彦主筆様から著書「新・寿庵の道」30冊が寄贈され、希望する会員に配布、あっという間に無くなりました。青森県弘前市から初参加された女性の方からも『阿弖流為・母禮の会への期待』を頂戴し、益々の努力を心に念じました。

 皆様のご協力により今年の法要もつつがなく済ませることができ、誠にありがとうございました。皆様、ご自愛の上、来年もまた元気で法要にお越し下さい。
役員の方々には、ご協力・ご支援を頂き、誠にありがとうございました。

平成29年11月15日  関西アテルイ・モレの会 会長 和賀亮太郎

法話


佐々木老師


ネパール古典仏教舞踊




集合写真(関西)


集合写真(奥州)


式次第


(事務局:和賀)
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