関西アテルイ・モレの会 会員の皆様
第30回『阿弖流為・母禮之碑』法要にて、大分市の萬壽寺住職:佐々木道一老師様よりご法話を頂戴致しましたので、ご紹介致します。(事務局:和賀)
昨年佐々木老師に「2012年よりご参加頂いております。10周年にあたりますので、来年ご法話をお願いできませんか」とお話したら快く受けて頂き、今年のご法話となりました。
老師は奥州市前沢の出身で、三井造船に勤務後、大分市の萬壽寺で出家、現在禅堂を開いております。2012年禅文化研究所第4代理事長に就任して京都に来た折、早朝6時の開門を待って清水寺にお参りし、アテルイ・モレの碑の背面に故郷の胆江同郷会の文字を見つけ、これを機に毎年法要に参加するようになったとのことです。
大分県は岩手県と同様温泉の多い処で、滝廉太郎の「荒城の月」で有名な岡城は源義経を迎えるために築城された。高崎山の猿はB型が多い。(私もだ、との声あり。東北人もB型の人が多い?(私見です))奥州市出身の大谷翔平は米国で大活躍しているが、グランド上の小石を拾ってポケットに入れるなど彼の注意力、意識の集中力は並外れており、野球ボールも彼の眼にはソフトボールの大きさに見えるのではないか。今年もMVPを獲得するだろうが、これからもさらにますます活躍するだろう。彼を育てた故郷岩手の精神土壌の豊かさをこれからも大切にしていきたい。死んだらどうなるかと問われることが有るが、冷たくなって金・土・水・風に返るだけだ、その他のことは分からない。むしろ今が命の頂点にあると、今を生きて欲しい。(うまく表現できませんが、このような趣旨のご法話でした)
アテルイ顕彰会の安彦公一会長が碑建設の思い出を語り、その後懇親会となりました。
会もたけなわとなった頃、佐々木老師が「この辺で森貫主様にもお話を」と水を向けると、懇親会では滅多に話されない森貫主様が壇上に上がり「今年関西ではアレ・アレがフィーバーしたが、この会にはアテルイ・モレとアもレもある。来年も大飛躍の年を迎えることだろう」とウイットのきいたお話に会場は大爆笑。老師と貫主の息の合った関係を垣間見た思いでした。(完)
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