関西アテルイ・モレの会からのお知らせ

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

第23回「アテルイ・モレの碑」法要の報告

2016-11-14 13:09:08 | 日記

『アテルイ・モレの碑』法要   会長交代、新たな気持ちで

781年桓武天皇は即位と同時に長岡京の造営とまつろわぬ民・蝦夷征討を国是とし、789年紀古佐美を征東大使として5万の兵を胆沢・江刺(今の奥州市)を送りますが、蝦夷は数千の住民で防戦し朝廷軍を打ち負かします。しかし、802年坂上田村麻呂を征夷大将軍とする征討第3波の朝廷軍10万の前に、蝦夷の頭領アテルイとモレは5百人の兵と共に投降し、その後アテルイとモレは河内国杜山にて斬首されました。これらの史実は日本国史である続日本紀や日本紀略に記載され、現代まで語り継がれています。

「北天の雄アテルイ・モレの碑」は陸奥の勇者アテルイとモレの慰霊と顕彰のため、平成6年11月に故高橋敏男氏ら岩手県水沢出身の有志により、坂上田村麻呂公寄進の清水寺南苑に建立され、先人の想いを継いだ当会が11月12日に23回目の法要を営みました。この日役員は「阿弖流為・母禮」の印半纏を着用し、皆様をお出迎えしました。
法要には禅文化研究所理事長・萬壽寺住職佐々木道一老師様、衆議院議員穀田恵二様、奥州市長小沢昌記様他多数のご来賓と、関西会員、奥州市、田村歴史観光協議会、伝阿弖流為母禮之塚保存会の関係者百余名がご列席、秋空の晴天の下、碑前にて清水寺森清範貫主様以下全山僧侶による法要が厳かに営まれました。その後、円通殿で行われた森清範貫主様によるご法話では、碑の建立に貢献された清水寺勧学局長福岡精道師のお人柄が紹介されました。引き続き、アテルイを顕彰する会の及川洵会長から「アテルイをめぐる二、三の問題」と題した講演を頂戴しました。89歳という高齢にもかかわらず、この日の為に16ページの資料250部を持参してのお話でしたが、皆さんの心にはどのように届いたでしょうか。
その後、和賀亮太郎第5代会長より「会長職を松坂定徳氏から引き継ぎ、気持ちを新たに、一意専心役目を果たしてまいりたい」と挨拶がありました。

懇親会にはご来賓・関西会員50名、奥州会員12名、田村歴史35名、塚保存会4名、清水寺様4名の100余名の参加でした。懇親会初参加者が15名ほどおられましたので、この方々のご紹介も致しました。
ご祝辞を頂戴した方々は話達者の方ばかりで会場は爆笑の渦となり、和やかな雰囲気の内に散会致しました。
しかし、体調を崩し欠席という方も数名おられ、若い初参加の方がある一方で高齢化が進んでいる現状もありますので、どうぞ皆様ご自愛の上、来年もまた元気で法要にお越し下さい。
役員の方々にはご協力・ご支援を頂き、誠にありがとうございました。

関西アテルイ・モレの会会長 和賀亮太郎

式次第


会長交代


アテルイを顕彰する会及川洵会長の講演


関西会員の記念写真


奥州市の皆さん


田村歴史観光協議会の皆さん

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする