関西アテルイ・モレの会からのお知らせ

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法要のご報告

2023-11-13 13:17:13 | 日記

 

第30回(29周年)阿弖流為・母禮之碑法要のご報告

立冬の11月11日木漏れ陽の下、紅葉の色づき始めた音羽山の麓、清水寺南苑で、関西在住の会員とアテルイ・モレの故郷奥州市と大分市、岡山市、流山市、さいたま市、郡山市等の各地から80名を超える会員とアテルイ・モレ愛好者が集い、第30回「阿弖流為・母禮之碑」法要をつつがなく執り行うことができましたことに、厚く御礼申し上げます。

 法要に先立ち、学芸員の坂井輝久先生、内田孝先生の案内で、非公開の宝蔵殿の秘仏や長谷川等伯の息子久蔵作の武者絵馬、南蛮貿易の大絵馬等を特別拝致しました。

10時半より碑前に集った参拝者約90名の前で、森美和子さんが慰霊の篠笛を奉納しました。

11時より森清範貫主、大西真興師、森孝忍師以下全山僧侶一同により法要が執り行われました。碑前には4団体からの生花が飾られ、お神酒、岩手リンゴ等が供えられました。法要終了後、森貫主様から「今年は30回の記念の日にお参り頂き、ありがとうございます」と格別のご挨拶がありました。

12時より萬壽寺住職佐々木道一老師よりご法話を頂戴しました。大分市の岡城は義経を迎えるための山城であったこと、大谷翔平君の特異な集中力、B型の人は高崎山の猿に近い、死んだらどうなるかを考えるより、今のこの時が命の絶頂期にあると思え、などのお話がありました。続いて奥州市のアテルイ顕彰会安彦公一会長から「碑の建設の頃から関わったが、清水と水沢の<水>関係からか、初期の法要の日は雨が多かった」などのお話がありました。

12時半より始まった懇親会では会長和賀亮太郎より「2月に奥州市江刺より岩谷堂高校鹿踊り部OBを迎え勇壮な踊りを観劇したこと、6月には京都岩手県人会40周年記念総会を盛大に祝ったこと、大館市や紫波町等での蝦夷のシンポジウムを見聞きするにつけ、高橋敏男氏や藤波隆夫氏等の努力により、碑建設の10年余り前から講演を通じての顕彰活動が今日の30周年記念法要に繋がることを改めて思い起こします」と挨拶がありました。続いて大西皓久師より「父大西真興師に続き、執事長を務めることとなりました」とご挨拶があり、続いて奥州市二階堂純政策企画部長様より「胆沢ダムのアウトドアスポーツ対応、半導体関連工場誘致に関わる市街地の再整備で魅力ある都市整備を目指す」と、倉成市長のご挨拶の披露がありました。穀田恵二先生の乾杯のご挨拶の中で「今、共生の必要性が叫ばれているが、清水寺では12百年前から坂上田村麻呂公とアテルイ・モレとの共生を認めていた」とその先見性を讃えました。懇談が始まる中で、ひらかた肝高倶楽部の藤原麻由子さんか「長年地元の青少年達とアテルイの物語を演じてきた」と活動紹介がありました。佐々木老師のお求めで森清範貫主様が演壇に立たれ「関西では今年アレ・アレが大フィーバーしたが、この会もアテルイ・モレとアもレもある。来年も大飛躍の年を迎えることだろう」とのウイットのきいたお話に大爆笑の中、懇親会も和やかに終了しました。(お弁当も美味しかったと裏の声もあり、安堵)

来年はいよいよ30周年記念法要を迎えます。引き続き皆様のご支援とご協力を頂きながら、役員一同力を合わせてこの会を長く続けてまいりたいと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。

令和5年11月   関西アテルイ・モレの会 会長 和賀亮太郎

記念写真

アテルイ顕彰会の皆さん

森美和子さんの慰霊の笛

法要

佐々木老師様

胆江日日新聞の記事

 

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