関西アテルイ・モレの会からのお知らせ

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第27回『阿弖流為・母禮之碑』法要の報告

2020-11-16 15:04:20 | 日記

 

11月14日、京都は快晴で、暖かく、風もさわやかな朝を迎えました。関西在住の会員と大分市、東京都、田村市、仙台市、奥州市の各地から多くの会員とアテルイ・モレの愛好者多数のご参列を頂き、第27回目の『阿弖流為・母禮之碑』法要をつつがなく行うことができましたことに、厚く御礼申し上げます。

また、今年は新型コロナの感染の恐れがある中で、高齢の親御様、病身の奥様等を介護されている方々から「今年は自宅で11時の法要に合わせて、清水寺に向かい手を合わせます」とお便りを頂きました。誠にありがたいことです。

今年初めより全国的に新型コロナウイルスが蔓延し、感染防止のため「外出を控え、3密にならないよう注意する」という事態を迎えました。関西の岩手県人会3団体の各種行事も軒並み中止となる中で、『阿弖流為・母禮之碑』の法要も法要のみを執り行い、前半の特別拝観、後半の特別奉納と懇親会を中止することとし、9月に会員の皆様に法要のご案内を致しました。役員の間では「今年の参列者は私達だけかもな」と語り合いましたが、法要の当日は45名を超える会員と、約20名のアテルイ・モレ愛好者様が碑前に集い、森美和子さんの篠笛奉納と法要を執り行いました。

法要後の森清範貫主様のご挨拶では「収穫の秋、稲もたわわに生りますが、おコメという名には、お米を作る人達や、それを頂く人達の思いが込められているので「おこめ」と言います。米屋の息子が「我が家ではお米を売っているのに、朝はパン食なのはどうして」と洒脱なオチでご挨拶を締めくくられますと、参加者から笑いと拍手がわきました。いつもながらのお話の中に「感謝」の意が込められており、素直に心に入ってきます。

紅葉に映えた碑の前での集合写真の後、今年は森管主様の特別のお計らいで、ご夫婦で参加の方8組とツーショットの記念写真をお撮りしました。初参加でこのくじに当たった運のよいご夫妻もおられました。

法要終了後、希望者による「お久しぶり昼食会」を門前通りの「清水順正おかべ家」で、ゆどうふを頂きました。コロナ感染防止対策のためのプラスティック板が邪魔して、対面の方と顔を合わせての話ができませんでしたが、席上万寿寺住職の佐々木道一老師様は「寺では、食事、入浴、雪隠の際は声を出さないが鉄則」と修行の厳しい様子をご紹介して頂きました。

感染防止のため自宅で鬱々と過ごすことが多くなりましたが、人と会うことで世界が広がるのだ、と強く感じた今年でした。

これから寒さの冬に向かい、新型コロナウイルス感染の「第三波」到来も警告されておりますので、皆様、どうぞご自愛なさって、来年もまたお元気で法要にお越し下さい。

令和2年11月  関西アテルイ・モレの会 会長 和賀亮太郎

集合写真

篠笛の奉納(森美和子さん)

読経

胆江日日新聞社の記事

岩手日報社の記事

 

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