アトリエ 籠れ美

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平成27(2015)年5月4日より

クラッシックギターを習ってます その1(弾けない、音が出ない)

2021-03-11 05:37:20 | 将棋、チェス、囲碁、麻雀、花札、クラッシックギター、社交ダンス、乗馬、書道
 私が通うことになったクラッシックギター教室は、4年くらい前からあり、当初から場所だけは知ってました。自宅から徒歩で10分、隣駅になるんですが、下車してすぐの、元クリーニング店のあったところ。

 「よくまあ、こんなところでクラッシックギター教室を」と地元の誰もに言われたそうです(そりゃ、そうだわな、私もそう思ったもの)。

 できた当初に通おうと思ったものの、そのときは時間の都合がつかないかも、とか思ったり、自宅で練習したら音がうるさいかな、とか思ったりで、踏ん切りがつきませんでした。

 実は子供の頃からピアノを習いたいと思っていたこともあり、クラッシックギターでもいいな、ということで、ようやく重い腰を上げました。

 電車で出かけたとき、ときどき隣駅から自宅まで歩くことがあるんですが、このギター教室の前を通ると、開いているときと、開いていない、シャッターが下りているときがあります。

 私がちょっと話を聞こうかなとアルバイトの帰りに自転車で寄ったときには、案の定、シャッターが下りてました。それが先月の23日の火曜。

 で、翌24日の水曜に、この日は私がアルバイトがお休みでして、午前11時過ぎに自転車で再訪すると、開いているものの、誰もいない。呼び出しボタンを押しても誰も出ない。

 閉まったままの自動ドアの貼り紙にメール番号が書いてあるんですが、メールで連絡、やりとりするのが好きでない私は、メール番号の他に書いてあった携帯電話の番号へ、自分のスマホでかけて見ると、先方が出て「水曜は開けているけど、午前中は別の場所にいて、午後には戻る」とのこと。

 そこで午後2時にまた来ると伝え、いったん帰宅。昼食を取り、チェスの勉強をして、午後2時に行くと、先生がちゃんといたものの、事実上の体験入学状態。

 こっちは話だけ聞ければいいかな、というつもりでいたので、「へっ?」って感じで、いきなりギターを持たされ、ちょっと弾かされるという展開に。

 「あちゃー、今日は話だけ伺って、4月から始められればいいかな」ぐらいに内心思っていたんですが、「では来月から始めちゃいましょう」という先生のお言葉。

 先生、随分気が早いなあと思ったものの、よく考えると、来週はちょうど3月に入るわけで、私はぼけていて、なぜかまだ2月中旬だと思っていたりする。

 そういうわけで、今月、3月からクラッシックギター教室に通うことになりました(時間帯は火曜の18時30分から19時で、これは自分で決めました)。


 肝心の自分が使うクラッシックギターなんですが、先生の話によると、できれば初心者でも10万円は出してほしいとのこと。あまり安いギターだと、自分で練習していて音に嫌になるらしい。

 そこで先生に薦められたのが、教室のショーウィンドウに飾ってある、新品なら10万円する、中古の5万円のもの。

 私はもともと3万円は出すつもりでいたんですが、新品10万円が中古で5万ならそれでいいやと。ケース代は別に1万円。つまりは税込6万6千円ということになりました。

 諸経費(入会金、月謝、教科書代、ギターおよびケース代)は、3月最初の授業に一括して支払うのですが、先に教科書(写真参照)だけもらってきて、最初の方を読んでおくように言われました。

 まだギターが手元にない状態でしたが、今は気になることはパソコンのインターネットで簡単に調べられる時代。なぜ四線譜でも六線譜でもなく、五線譜なの、とか、音部記号って何?、とか、拍子って何? 一拍って何秒? とか、そうしたことを調べているうちに、教科書には書き込みやら付箋やらがたくさん。


 初回の授業でそれにきづいた先生は「だいぶ勉強してきましたね」と言い、私がかなりやる気のある生徒だと思ったようで(まあ確かにやる気はあるんですけど、正直、時間があったので、つまりぶっちゃけ暇だったんでちょっと調べただけに過ぎないわけで)、先生、授業、飛ばし過ぎ。

 かなりの宿題を出され、大丈夫なのか、心配な私。いや、不安な私。こうして私とクラッシックギターとの格闘が始まったわけです。


 何せ楽器を弾くのは小学校の授業以来、楽譜も読めない。まさに一からのスタートで苦難、苦戦続き。最初の授業が今月の2日で、2回目が一昨日の9日。この間、つまり2日から8日までの7日間、毎晩深夜1時までギター特訓してました、私。

 そもそも「a(右手の薬指)」でギターが弾けない。音が出ない。っていうか指が思うように動かない。まるで筋肉がないみたい。なぜかしらん。最初は指板に対して「a」が直角に当たらないと弾けなかった。

 それを何とかしたのが、翌3日の水曜(アルバイトは休み)。半日がかりで何とかした。教科書を頼りに、あとはインターネットで調べまくり。

 先生の言う通り、自宅の部屋で弾くには音がうるさくないので、練習には不便しませんが、教室ではぎごちなくも弾けたものの、自宅で弾けなくなって、さあ大変。
 

 クラッシックギターの構え方が悪いんじゃないかと悪戦苦闘。ヘッド(ギターの頭部、糸巻き部分)の角度(つまり高さ)に始まり、側板への右腕の置く位置、サウンドホール(ギター中央の穴の部分)の真上方向に自分の頭がないとだめなのか、等々。

 結局、一昨日の火曜の2回目の授業までそんなことばかりして、ろくすっぽ宿題なんかできなかった(一応やれる範囲で頑張ったんですが)。だって弾けないんだから練習にならないよ、これ。

 わかったことは肩の力を抜けば弾ける。肩に力が入ると弾けない。これだけ。だから弾けるときもあれば、引けないときもある。

 で、当然ながら2回目の実際の授業では緊張し、肩に力が入り、全然弾けない。先生に正直に話し、もうどうにもなりません状態。

 先生に指の動きについてあれこれ指摘され、弾いているとき、ちらと自分で気づいたことが正しくて、それはギターの構え方の問題ではなくて、教科書の19ページの図を私がちゃんと見ていなかったせい。つまり弦に指先を置くときに、図と違って、だいぶ爪寄りの部分を置いていたから弾けなかった。

 先生からはしっかり指を振り抜くようにと言われました。確かにこの問題もありますが、やはり問題は弦に置く指先の位置だった(指の角度にあらず)。

 2回目の授業は既定の30分を超え、20分オーバー。50分のレッスンに。授業中、だいぶ私がかっくりしていたようで、先生に「そんなにがっくりしなくても」とか言われる始末。

 宿題も少なめで授業終了。私は先生にお礼を述べ、落ち込んだまま帰宅。夕食、入浴後、先に述べた、弦に置く指先に注意して弾いてみるとー


 何と!ちゃんと弾けるじゃん。音が出るじゃん、私。さらにがっくりする私。たったそれだけ? たったそれだけの話だったなんて。ギターの構え方の問題にあらずとは。

 あの深夜1時まで特訓し、7日間、睡眠時間4時間で頑張っていたのは何だったのか。

 おかげで一昨日の授業当日、授業前のアルバイト中におへその上の部分が痛くなるまでの努力は何だったのか(腹痛は腹痛なんですが、単なる筋肉痛と後に判明)。

 もう、もはや弾けるようになって嬉しい、なんて気持ちはなく、あるのは徒労感と安堵感、それだけですね、ハイ。

 じゃあ、それで万々歳かというと、まだ問題があって、なかなか音符が覚えきれないし、音符通りに弾けない(まあこれについてはこれからの練習になるわけですが)。

 もともと器用ではないので、ちゃんと覚えた通りに指が動くのか、常に不安と心配があるわけで(先生に言わせると、そんな心配するなら、どんどん練習しなさい、弾きなさい、ということになるんでしょうけどね)。

 ようやく弾けるようになったものの、前途多難だなあと。事実上の仕切り直しで、これから練習が始まる感じです。練習できる状態になったという。

 授業は月3回(第1週、第2週、そして第4週)。だから今月で言うと、来週(第3週)はお休みで、再来週に3回目の授業があり、それで3月はおしまい(第5週は休み)。

 よって次回まで時間がありますので、しっかり復習と、宿題をしていかないといけませんが、もうさすがに深夜1時までは練習しないかなあと。

 弾ける(音が出る)ようになったわけで、どのみち毎晩2、3時間は練習しないといけませんが、ちょっと既にくたびれたもんで、夜11時までには寝たいところです。


 付)それにしてもあんまり自信がないです、クラッシックギター。やっぱり難しいなあというのが実感です。授業についていけるかどうか不安でいっぱい。

 最悪、教室をやめて独学に切り替えますかねえ。そんなことを考えるくらい、出だしで失敗してしまい、とんだ災難に見舞われました。


 注)足台を買いました。最初は、たまたま持っていた背の低い小さなちゃぶ台を代わりに使っていましたが、やはりちゃんとしたのを買った方がいいと思い、大手楽器店へ行ってきました。
 
 また先生から職業柄、大丈夫なら右手の爪を伸ばすように言われたので、そのようにし、爪を削るための耐水ペーパー800番と仕上げの1000番をホームセンターで買ってきました。耐水ペーパーを巻く板は、かまぼこ板にしました(スーパーでかまぼこを買った次第)。

 たまたまですが私は油絵を描くので、イーゼルが譜面台代わりになってくれています。それと姿見もありますので、ギターの構え方の研究に役立ちます。


 蛇足)一昨日の2回目の授業の晩はちょっとだけ練習して早めに就寝し、たっぷり8時間ほど寝ました。昨日も早めの就寝。でも今日からは遅くまで練習することになります(でも夜11時までに寝て、睡眠6時間は確保したい)。

 教科書ではなく教本、宿題ではなく課題と言うのね。なかなか用語ひとつ慣れてません。


 重要)さらに衝撃的な話が。昨日の夜、また音が出なくなり始めたので、右手の爪切りをしたら、あっさり解決、弾けるじゃん。原因は爪の伸ばし過ぎだったとは!

 私の場合、手が大きいらしいので(先生が言うのだから間違いない)、その分爪を伸ばすには注意が必要だったという。

 たぶんそんなに伸ばす必要なさそう(確か先生が少し爪を切ったらいいかもと言っていたのを覚えている)。どのくらいで弦に引っかかるのか、今後爪の伸び具合を注視するつもり。

 その人の身長や体格、手足の長さ、腕の長さ、手の大きさ、指の大きさ、そういったことで微妙に違ってくるとネットに書いてあったっけ。

 本当にそれだけの話なのか(トホホ)。もう悩まされることはないけど、何て言うか、げんなりです。

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