アトリエ 籠れ美

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平成27(2015)年5月4日より

2018年公募美術団体展その7(第40回記念 公募東京中美展 その1)

2018-05-21 09:10:48 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
第40回記念 公募東京中美展
会期:2018年5月21日(月)~5月26日(土)
時間:11時~19時(最終日は17時まで)
会場:ギャラリー暁(電話03-6264-1683)
   〒104-0061
   東京都中央区銀座6-13-6
    商工聯合会ビル2階(1階ドトールコーヒー)

 東京中美展とは、公募美術団体 中央美術協会の東京支部展のことで、今年で40回目になるのだそうな。私自身は今回で2回目の参加になります。

 第40回記念ということで何か特別なことでもあるのかというと、特に何も聞いていませんが、ひょっとすると賞が例年より多く設定されているかもしれません(大体こうした美術団体の記念展はそういうことになっているので)。

 さて、本日が初日で、今日さっそく母と見に行ってきます。今回の私の出品作は出品規定上限のF50号の油絵で、「無題:不即不離」という題名の裸体画です。

 今回はあんまりいい題名が思いつかず、よっぽど「無題:南無地獄大菩薩」にしようかと思ったんですが、止めにしました。どちらも白隠を象徴する、すでに手垢のついた言葉で、正直使いたくなかったんですが、他にいい案がありませんでした。

 制作時間が短く、大急ぎで仕上げましたが、なかなかの出来になったと思っています。どうせ大した腕前ではありませんので、仮にもっと時間があったとしても、あまり仕上がり具合は変わらなかったと思います。

 ここ2、3年追求してきた主題も今回の作品と今秋の本展の作品(M120号)で一区切り。来年から別の主題に移り、そのための準備として哲学と言語学関係の読書をしているところです。

 東京中美展の銀座開催は今回が最後で、来年からは上野の東京都美術館になることが決まっており、作品の上限サイズがさらに引き上げられる可能性があります。おそらくF100号までOKということになるんでしょうが、もうね、そんなにか大作ばっかり展示してもなあというのが正直なところ。

 公募するからには新規会員の獲得が目的なわけで、そのためにもできるだけ小品を大歓迎する環境整備が何よりも大事だと思うんですが(いきなり初心者が大作制作するのは困難で、無理矢理描いても良い作品にはならない)。

 話が脱線してしまいました。今回はF50号で臨むので(初参加の去年はF8号)、会場でどう見えるのか楽しみです。東京中美展は規定上限の大作が多いので、そんな中で自作が目立つのか目立たないのかちょっと興味があります。

 何だかんだ言っておとなしめの作品ですので、つまりは表現技法自体は保守的、平凡ですので、主題とのギャップ、すなわち見た目と中身の差、が激しければ激しいほどインパクト大なのですが、ちょっとそこまでは私の腕前だと無理かなあと。

 会期中、会場付近へ用事で出かける方がいましたら、ぜひ会場に足をお運びいただければ幸いです。それなりに面白い作品に仕上がっていると自負していますので、特に「絵は見るものではなく読むもの」という考え方をお持ちの方、見に来てください。損はさせません。

 付)中美東京支部の会員数はちょうど50名。一人1点なので展示作品数は最大50点になります。例年、病気などで出品できない人が若干名いますので、その分少ないと思いますが。

 


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