アトリエ 籠れ美

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平成27(2015)年5月4日より

令和6年 旺玄展 出品作制作記 その13

2024-03-07 03:00:00 | 新・絵画制作記
 昨日は午前中、母の通院の付き添いがありましたが、出かける前に早起きし、無事に制作できました。
 
 やっとですね、一気の制作。描き込みをどんどん行い、荒削りな仕上がりでいいなら、このまま出品できる状態に持っていけました。

 もうね、とにかくここまで進むのが遅い。その改善のためにも早く、記事を立ち上げただけの「油絵総仕上げテスト」を始めないといけません。


 そうしたこととは別に昨日の制作で重要な出来事が。ついに本当の意味で体得しましたね、私なりの油絵の描き方を。
 
 ようやく自分にとって一番感触の良い描き方、筆遣い、といったものに開眼。自分の求めていた描法とはこれだったのかと得心した次第。
 
 頭と手の動きが一致し、もう完全に頭でっかちじゃあないです。理論に実践が追いつき、気持ちよく何も悩まずに描ける状態に。悟りを開いたような気持ちです。


 ただね、これに気づいたのが昨日の制作途中だったので、もう描いてしまった部分の修正は効かず、ちょっとそこのところが残念(次回にできるだけ手を入れて直したいんですが、完全には無理かな)。

 せっかくなので何とかしたい。でもまあ、うまく修正できなくても、これはこれで仕上げ、良しです。

 次回でほぼ仕上がるかな。あとはぎりぎりまで描き込み、微修正を続けるだけです。


 付)こうなると、すでに完成し、ワニステストだけが残っている「油絵追試」のF20号はともかく、制作中の「油絵習熟(兼自作溶き油)テスト」のF6号5枚も、描法の修正をしないといけませんが、どれもあそこまで描き進めてしまっていると、仕上げた作品画面に反映させるのは難しいかも知れず、描法の確認、練習、といったもので終わりになってしまいそうです。

 蛇足)筆をだいぶ買い足さないといけない感じです(当面は大丈夫でしょうが)。

*今回は「画材、技法、芸術論」カテゴリーの投稿予定でしたが、変更となりました。