アトリエ 籠れ美

絵画制作、展覧会、美術書、趣味、その他日常の出来事について
平成27(2015)年5月4日より

ジャズ、クラッシックを聞いてます(その46)

2024-02-29 03:00:00 | 音楽
 ちょっと遅かったですが今月の11日に新宿へ行ってきました。

 いつものディスクユニオンのクラッシック館へまず行き、それからジャズ館へ行ったんですが、ここの2階にはシネマ館があるのは知ってましたが、ここって映画関係の書籍だけじゃなかったのね。

 今までずっと勘違いしていたと気づいた私。

 なぁーんだ、ちゃんと映画やアニメ、特撮もの、テレビシリーズの映像ソフトを扱っているじゃないですか。

 がーん、ショック。別にこれだけのラインナップがあるなら、わざわざ今まで吉祥寺のブックオフへ行かなくてもよかったかも。

 ざっーと見ただけなんですが、今度改めて来よおっと。

 そんな動揺があったせいか、ジャズは4枚も購入(クラッシックは1枚)。

 まったく今まで何をやってたんだか。ハリウッド映画で探しているのもあるし、このジャズ館へ行く楽しみが増えました(何か買うならその分、お金を多く持ってないといけませんが)。


 ってなわけで、今月分、始めましょう。

 まずはクラッシックから。


「ストラヴィンスキー:バレエ音楽『ペルトーシュカ』」
ドラティ指揮、デトロイト交響楽団
*税込580円


 考えてみたらバレエ音楽ってジャンルもありますよね。今回初めて聞きました。

 同時収録の「バレエ音楽『春の祭典』」もそうですが、楽曲として面白かったです。展開が早くてクラッシック初心者向きかも、なんて思ったりしましたけれど。

 しかしながら大きく構成的なベートーベンには及ばないのではとか、ふと思ったり(偉そうですが)。


 さて、以前にも書いたかもしれませんが、そろそろクラッシックの方は、ディスクユニオン・クラッシック館で見つけるのが難しくなってきました感じ。

 私がガイドブックにしている「新版クラッシックCDの名盤」に載っているものであれば、どれでもいいですが、探すのが大変になってきてます。

 事前に、といっても当日の電車の中で、今日はどれを買おうか決めていて、もしそれがなければ、他のを場当たり的に探すことになっているんですが(これはジャズも同じなんですけどね)。

 いよいよ見つからなくなったら、大型レコード店へ行って買うしかないですね。


 お次はジャズ。


「ジョン・ルイス:グランド・エンカウンター」
*写真左上、税込580円

「チック・コリア:ソロ No.1」
*写真左下、税込580円

「チャーリー・パーカー:フェイスタ」
*写真右上、税込880円

「チャーリー・パーカー:ザ・コンプリート・スタジオ・レコーディングス・オン・サヴォイ・イヤーズ Vol.1」
*写真右下、税込680円


 「ジョン・ルイス:グランド・エンカウンター」は好きです。何となく出だしから良い感じ。白人の感覚がよく出ているのかも。軽快。

 「チック・コリア:ソロ No.1」、なあーんだか、すごく良いですね。何も知らずに聞いたら、ジャズだとは思わないんじゃなかろうか。感傷的になってないのがミソ。

 「チャーリー・パーカー:フェイスタ」ですが、1曲目は聞いたことがありますね。全体的に聞いてて心地よい。ゆったりしています。間の取り方がいいのかも。

 「チャーリー・パーカー:ザ・コンプリート・スタジオ・レコーディングス・オン・サヴォイ・イヤーズ Vol.1」は途中で演奏がぷつりと切れたりで、短編集の趣。技術集といっていいかも。


 実は今回、私がガイドブックにしている「一生モノのジャズ名盤500」の第17章「ビッグ・バンド」で紹介されているものを探すはずが、何を勘違いしたのか、第18章の「歴史的名盤」のものを買ってしまいました。

 よって「ビッグ・バンド」は来月に持ち越しですね。

 まあジャズの方は当面、ディスクユニオンのお世話になります。まだまだ慣れないんですよねえ、探すのに。楽器別に並んでいるのがジャズ初心者にはツライです。

 でもこれがクラッシック館併設のジャズコーナーは、アーチスト別になっているので、こちらを活用する手もあるんですけどね。そこは意地を張ってます(っていうか早く慣れたいもんで)。


 以上です。今月は行くのが遅くなったのが悔やまれます。もっと早く行かないと。来月分は今月の28日に行きたいと思ってますので、大丈夫じゃないかと。

 今月はちゃんと行けたのでほっとしてます。

ワイン飲んでます その7(酒飲み手記その18)

2024-02-28 03:00:00 | グルメ、健康
 今月は、「イエローテイル」各種や「王様の涙」を晩酌で母と飲んでました。

 つまりは、もうワインについては総仕上げでいいかなと。一度飲んでいて、その味を忘れていたのを、再度飲んでみてどう感じるのか、何を思うのか、そんなことを記事にして、いったんこの「ワイン飲んでます」を終わりにしようかと思ってました。

 というのも、高価なワインを買いに行かないので、つまりはそんなに行く気がしないのなら、無理に行くこともなかろうと、もう概ね満足したのだから、この辺でお終い、っていうことにしようと。

 でも気にはしてました。最後に高いワインを1回くらい飲まないとなあと。

 で、たまたま今月の11日、月一回の新宿詣での帰りに、久米川の「なんでも酒やカクヤス」へ寄れたので、買ってこれました。



 それがこちら(この記事の見出し画像を拡大再掲)。



 以前、この店で2本で税別3000円というのを買ってきましたが、今回は2本で税別5000円というもの。

 左が「シャトー・レコンブ 1995 プルミエール・コート・ド・ボルドー」というフランスの赤ワイン。

 右が「ケンダルVシャルドネ」というアメリカの白ワイン。

 どちらも税別3000円ですが、2本買ったので税別5000円になったという。

 2本で税別3000円コーナーもそうですが、この2本で税別5000円コーナーも、それぞれのワインについてあれこれ説明書きが貼ってあるんですが、どれを買ったらいいのか、さっぱりわからず、今回も当てずっぽう、個人的にラベルが印象的なものということで選びました。

 残念ながら同じ銘柄で赤と白を揃えることができませんでしたが、まあもう、それはそれでよし、としましょう。



 さて、ここからが問題。肝心なところ。いざ晩酌で飲んでみると大変なことに。

 写真左の、フランスの赤ワイン「シャトー・レコンブ 1995 プルミエール・コート・ド・ボルドー」ですが、さっぱりとしていて、さらっとした飲み口。

 最初、埃っぽいなあ、とか思ったんですが、何か違うなあと思って、ふと気づきました。これって、スモーキー(煙臭い)じゃん、って。

 ウイスキーにはスモーキーなものがあるのは知っていて、そういうの好きなんですが、まさか赤ワインも3000円となると、スモーキーになるのかと衝撃を受けましたの、私。

 もちろんたまたまこの赤ワインがスモーキーなんでしょうが、スモーキーな赤ワインがあると知っただけで、個人的には十二分に衝撃的でした。

 たまたまこの日の夕食には切り干し大根の煮物と煮込みハンバーグがあったんですが、特に後者で飲むと、煙臭さは消え、ワインの味も変わり、ぐっと良くなったような気が。

 赤ワインには肉とか、濃い味つけのものとか言うのは、つまりはこうした食べ合わせというようなことは、ひょっとしたら、少なくとも最低3000円以上するものに対してなのであって、それ以下では赤にしろ、白にしろ、お好みのつまみを合わせればそれで構わないのではないか。つまりは食べ合わせもへったくれもない、そんな感じなのかもと思いましたの。

 だからそのせいか、サントリーだったかのホームページで赤、白、に合うつまみを紹介してましたが、結局のところ、好きな物で飲んで下さいと書いてあるのは、実はこういうことだったのかと。

 安いワインには食べ合わせなど気にする必要もなく、高いワインになって初めて食べ合わせを考慮する必要があるということじゃないのかしらん。



 そして写真右のアメリカ白ワイン「ケンダルVシャルドネ」ですが、こちらは赤ワインの「シャトー・レコンブ 1995 プルミエール・コート・ド・ボルドー」のような衝撃はありませんでしたが、やっぱりなあと思うところがありました。

 というのは安い白ワインって、甘いのと辛いのと二極化していて、どっちが正しいんだろうと思っていて、そこで得た結論は、白ワインって、みかん同様、酸味と甘みのバランスが大事で、どちらかに偏ってもダメ、よろしくない(っても別にそれはそれでおいしく飲めちゃいますが)。

 ちゃんと酸味があるからこそ甘みを感じるわけで、おいしいみかん、甘いみかんには、隠し味のように酸味がちゃんと効いている。

 この白ワインもそう。ほどよい甘さで、日本酒の冷酒みたいに、すいすいと飲みやすいですが、この甘みにはちゃんと酸味が効いてます。

 だから高い白ワインは、甘すぎず辛すぎずで、ほどよい感じのものがよいのではなかろうかと思いましたの、私。

 高い白ワインになって初めて、食べ合わせで魚がよいとかいう話になるのね。



 そういうわけで、非常に刺激的な2本となりました。そしてこの2本を飲んで気づいたことがあります。

 今まで何だかんだ言って高いワインを買わなかったのは、どれを飲んでも大してその味わいが変わらないからだったんだと。

 2本で税別3000円のを飲んでも、そりゃおいしいっちゃ、おいしいですが、刺激的なことはない。何か新しい、驚くべき発見がない。だからじゃないかと。

 ウイスキーの場合、いろいろと発見があったので、ついつい、毎月いそいそと「なんでも酒やカクヤス」久米川店へ買いに行ってましたものね、私。

 そっか、ワインで刺激や発見を得たかったら、2本で5000円に手を出さないとダメなんだなあとわかりました。

 で、わかったら、俄然、興味が出てきました。今月分で、つまり「ワイン飲んでます」の月一回の投稿も、今月の「その7」で終わりにしようと思っていたんですが、そうはなりません。

 来月以降も続行します。今後は毎月「なんでも酒やカクヤス」久米川店へ行き、2本で税別5000円コーナーでしか買ってきません。

 もちろん他の安いワインも飲みますけれど(普段通りスーパーで買ったりしますが)、とにかく月一回、久米川へ行きます。

 思いっきりモチベーション(動機づけ)が上がりました。私にとって酒はただの嗜好品。だからこそ何か発見が欲しい。飲んでためになることがないと続かない。

 これで当面続けられそうです。やる気満々です。



 付)っても毎月5000円、税金入れて5500円を給与から確保しておかないと。

 注)さっさと高いワインを飲んでりゃ、よかっただけの話なんですけれども(あー、情けない)。

 蛇足)ちょっと面白くなってきました。ひょっとしたらワインの奥深い世界を垣間見たのかも。

令和6年旺玄展出品作 制作記 その11.5

2024-02-26 03:00:00 | 新・絵画制作記
 先週の火曜は通常通りアルバイトだったんですが、ニュースで話題の通り、5月の陽気。

 私は仕事量が少なく早上がりしたんですが(確か14時30分頃の退勤)、帰宅後に体調不良に。っていうか、アルバイト先で着替えを済ませ、帰宅前に休憩室の自販機でペットボトルのお茶を買って屋上で飲んでいる時点で、すでにおかしい(真夏ならいざしらず)。

 帰宅後は自室で休憩。横になって眠る。おかげで夕食作りが遅くなってしまった。翌水曜は休みで描くはずが、体調が微妙に戻らず、だらだらと過ごす。


 で、昨日は昨日で、一昨日に続き急にまた寒くなり、比較的元気だったものの、まだ出品には時間があるということで、敢えて言えば、体調の維持に努めて制作中止。

 よって明後日の水曜に制作再開の予定。もう油絵制作は何もかも遅れています。順調に行っているとはいえ、歯がゆいです。

 こういうときは、イライラしないのが一番。次ぎに焦らないのが大事。もう本当に年ですね、私。今年で53歳。天候に振り回されるようになってきました。


 付)しかしながら明後日は給与日で、しかもアルバイトは休み。事前の予定では新宿詣でをするはずなんですが、絵画制作を優先して延期かな。

 注)まあ正直、つらいところですが、体調悪ければ仕方ないです。

 蛇足)焦らないのが肝心。歩みは遅くとも着実に進行してますから。

お知らせ~第461週のカテゴリー

2024-02-25 09:13:55 | 随筆(日記、旅行)、お知らせ、こぼれ話
 来週の定期投稿(月、木、日)カテゴリーは「絵画制作記」「ジャズ、クラッシックを聞いてます」「お知らせ」の予定です。
 
 こぼれ話をいくつか。

 来週は臨時で水曜にも記事が入ります。よろしかったら、おつきあい下さい。



 今週の水曜、自宅での昼食時にマヨネーズを穿いていたジーンズに大量にこぼすも、ティッシュペーパーでそっと拭き取り、あとはウエットティシュでしっかり拭いて事なきを得る。その日一日そのまま穿いてました。

 やっぱりジーンズは楽だと実感。



 暖かくなってきたということもあり、ついに将棋を再開。毎週録画しているNHK将棋トーナメントで気になった対局の戦法について、ネットで調べたり、自分で研究したり。

 これからは定期的にこうしたことをしていきます。最終的には道場通いを再開させたいんですが、もうこうなったら開き直って、千駄ヶ谷の将棋会館道場へ行くしかないかなと。

 いっそ、月1回の新宿詣でのときに行くとか。でもできれば毎週行きたいし。どうするか本格的に検討を始めます。



 BS日テレで映画「必殺!」シリーズ全6作を放映中。昨日は第4作目でした。

 一応、第1作から毎週録画しているんですが、2作目は初見。おそらく5作目も見ていないはず。

 個人的には1作目と3作目で十分かなと。5作目、期待できるのかなと不安。2作目と4作目が不出来で落胆することしきり。

 もうこれだけの俳優さんたちいないんだから、もっといいシナリオにしておかないと。役者とセットがもったいない。ああ、もったいない。お金と時間の無駄遣い(手間かけてるのにねえ)。

 懐かしいね、「必殺!」。誰も欠かせませんが(「婿殿」「中村さん」など)、私としては「三味線屋の勇次」を演じた、中条きよし、ぞっこんでしたけれど。



 昨日、今日と寒い。昨今の天気予報、くるくると変わり過ぎ。結局、明日からは晴れるのね。お天気なのね。

 もう要らないと思った「くつ用カイロ」が再び活躍したりと、まだ油断ならない。

 もっとも、私の勝手に考えた作暦だと、来月の15日までは冬なので、不思議でも何でもないんですけれど。

 しかし一般的には3月から春なので、今はまだ冬。

 私の暦、まんざら悪くなさそう。

油絵制作の時期は?(自分なりの暦を作る)

2024-02-22 03:00:00 | 画材、技法、芸術論
*かなりの長文になりますが、ご容赦を。


 油絵は乾燥するのに時間がかかるので、毎日描くことができない。

 乾燥促進剤を使えば別ですが、使わない方がいいのは明らかで、市販の油絵具に含まれる以上の余計な添加物は避けるのが常識的です。

 油絵具は酸素を吸って乾燥します(だから時間が必要)。これに気温と湿度も大きく関与します。真夏なら最短で2、3日と早いが、真冬なら2週間は当たり前で、最大3週間と遅いです。

 私は季節を問わず、1週間で指触乾燥するよう心がけています。そのために描き方(一度にあまり分厚く塗らない)や、調合溶き油の自作、といった工夫をしていても、上記の通り、夏は早く乾きますが、冬は遅く、もはや開店休業状態になります。


 さて、高温多湿の日本において、油絵制作にふさわしい時期とはいつか。私は油絵を描き始めて約20年になるので経験からわかってきたことがあります。

 加えて、かねがね,季節に合った生活をしたい、季節に逆らわないようにしたい、と思っていたので、それを自分なりの暦を作ることで解決し、それを今年から実行しますので、何かの参考になると思い、記事にします。


 そもそものきっかけは、夏以降、油絵が順調に乾くのはいつまでか、に気づいたからでした。私が維持したいと考えている1週間での指触乾燥が保てなくなってくるのが例年10月中旬以降でした。

 つまり10月中旬までは油絵は1週間で指触乾燥します。それ以降は徐々に乾きにくくなるのです。

 またこれは画材とは関係ない話ですが、屋外スケッチをする場合、実は5月に入るともう暑いのです。つまり外で一所にじっとしているには5月で既に暑いのです。

 そして面白いことに、母が高血圧のため、医者からもらった血圧手帳に血圧を記録するようになって一年経って気づいたことなんですが、血圧が低いのが4月から9月、高いのが10月から3月でした。


 以上のようなきっかけもあり、自分なりの暦を作ってしまおう、油絵制作が円滑になるための暦があればいいのではないかと考えました。

 そこで参考までに、私が作った「日本で油絵を描くための暦」を紹介します。



 まず油絵制作の時期を5月16日から10月15日と規定し、夏とします。

 一番油絵制作に傾注する季節ですが、梅雨の時期だけは湿度が上がるため、指触乾燥が1週間以上かかることがあるのが留意点になります。


 そして10月16日から12月15日を秋とします。

 この時期は屋外スケッチに充てます。私の好きな透明水彩スケッチをします。

 寒くなっていきますが、まだ外出が億劫になるほどでもありません。この時期に油絵を描くこともありますが、徐々に指触乾燥は遅くなっていきます。


 12月16日から翌3月15日まで冬とします。

 自宅で透明水彩画を描きます。原則として油絵は描きません(ただし公募展出品作は別)。公募展出品作しか油絵は制作しません。

 このうち12月16日から2月15日は、冬休みと規定し、油絵以外のこと、例えば読書や将棋など、趣味のことに傾注します(ただし美術館通いは別)。

 またこの時期は遠出の外出はしません。風邪を引かないよう努めます。

 翌2月16日から3月15日までは、その年の油絵制作のための準備期間とします。構想を練ったり、調べ物をしたり、年間計画を立てます。

 この時期から遠出の外出は解禁です。


 翌3月16日から5月15日が春です。

 屋外スケッチします。陽気も良く積極的に外出もします。新しいことを始めるのもよし。



 という感じです。以上が、私なりの暦でこれに従い、行動していきます。

 もちろんこれは原則論で一つの指針ですので、厳密にこれを守るわけでもありません。

 例えば、新しい調合溶き油を自作し、真冬での乾き具合を試したり、忘年会や新年会で都心へ行ったり、といったことは当然あります。


 こうした自分なりの暦を作ることで、私の場合、透明水彩画やスケッチをする時間を作れますし、また読書や将棋などに集中できるまとまった時間を取ることもできるという利点があります。

 特に12月16日から翌2月15日を冬休み、油絵は開店休業になるので基本的に制作しない、としたことで、他のことに取り組めるのが大きいです。

 春と秋にスケッチの時期を設定できたのも大きいです。これで年2回、定期的にスケッチに行けます。


 勝手に決めた四季ですが、面白いことに、立夏は5月5日頃なんですよねえ。そして立冬は11月7日頃。油絵を指触乾燥1週間で描ける、ぎりぎりが実はこの頃まで。

 立春は2月4日頃。私が勝手に外出解禁と決めたのが2月16日ですから、当たらずとも遠からず。立秋は8月7日か。確かにこの時期から指触乾燥2、3日というのは終わりになっていく。

 
 いろいろ調べたんですが面白いですね。

 立春が2月4日頃ですが、旧来は立春がお正月だったらしい。これには納得。

 だって今のカレンダーの元日、1月1日って、思いっきり寒いじゃん。子供の頃から「寒いなあ、こんな時期にお正月なの?」って、ずっと思ってました。

 立春が正月なら、まだ寒いとはいえ、お祝いするの、納得。

 ということは、その前日の節分が昔の大晦日(今のカレンダーでいうところの12月31日)ってことになる。だから地方によっては「節分そば」を食べるという。これも納得。

 実はわが家も来年からこれを見習うつもり。カレンダー通りの大晦日、元日はそれはそれでお祝いしますが、そもそも私、アルバイトだったりするわけで、それにやっぱり寒いですよ。

 だから節分が大晦日でそば食べて、立春がお正月でお祝い、ということにします(別にだからといってアルバイトが休みなわけじゃないですが)。



 要するに、自分の都合に合わせた季節の設定が大事なんじゃないかと。そうすることで却って、四季を意識した、四季に合わせた生活を送ることになるという不思議。

 仕事や趣味に合わせた四季、春夏秋冬を決めてしまってみるのも悪くないということで。



 付)上記の、私なりの暦で細かい話をいくつか。

 夏の時期は4つに分けてます。

 5月16日から6月15日を初夏、6月16日から8月15日を盛夏、8月16日から9月15日を酷暑、9月16日から10月15日を残暑、と勝手に決めました。

 冬は3つの時期に。

 12月16日から1月15日を初冬、1月16日から2月15日を厳冬、2月16日から3月15日を晩冬(初春)と勝手に決める。

 だから2月16日から3月15日は、冬から春への移行期、っていう位置づけです。


 注)自分なりの暦作りのため、これを買ってみました。



 なかなか役立ちます。これを参考にネットで調べたりもしました。

 今後は毎年買ってもいいかなと。


 蛇足)この自分の暦に合わせ、飲む酒の種類も変えようかと画策中。夏はビールかハイボール、秋はワイン、冬は日本酒か焼酎、春はウイスキーの類とか。酒飲みはろくなこと考えない。

 でもこうでもしないと、もう日本酒なんて好きなくせに飲む機会がほぼないじゃん。

油絵追試その9.5

2024-02-19 03:00:00 | 新・絵画制作記
 先月の28日予定だった、この「油絵追試」のF20号の自作タブロー(仕上げ用ニス)は、ずるずると延びてしまい、昨日やるはずだったものの、このブログの予約投稿2本などで思いの外、時間が潰れてしまい、またできず。

 別に昨日の夜にでもできなくはなかったんですが、まあ緊急性は低いもんで、ついやらず(重要なテストなんですけどね)。


 狙いとしては、自分の油絵制作で、描画用の自作調合溶き油と、この自作の仕上げ用ニスの2種類を用意したいのです。

 すでに使っていて何ら問題のない、むしろ自分に適している、描画用の自作調合溶き油で油絵を描き上げ、これに自作の仕上げ用ニスをかけて、作品の完成度を上げたいと考えています。

 この仕上げ用ニスは市販のタブローを塗布してもいいんですが(実際に使ったこともあります)、描画用の自作調合溶き油で、描き上げた油絵の画面に、最適のタブローを自作したいのです。

 今までは、タブローをかけずに終わりにしていたんですが、またそれでも全然構わないんですが、ちょっと欲をかいているわけです。


 ある狙いを秘めた自作タブローを用意したつもりなので、これは大袈裟に言うなら、描画用の自作調合溶き油の弱点を補うことができます。

 まあその、ないものねだりで終わるなら、それもよしなので、気楽なもんですが。たぶん、うまくいくんじゃないかと思ってます。

 市販のタブローと違って、画面が完全に乾いてから塗布する必要はなく、指触乾燥で十分使えるものに配合してあります。


 今日はアルバイトがありますが、就寝前に塗布してもいいですし。塗ったらどれぐらいで乾くのかだけ観察すればいいだけのものです。

 明後日は、旺玄展出品作のF50号と、油絵習熟(兼自作溶き油)テストのF6号5枚の制作が控えていますので、この日にはやらないので、今日か明日、そうでなければ週末になりますかね。

 いずれにせよ近いうちに塗ります。


 付)何となく昨日は気乗りしなくて。

 注)疲れちゃったのね、私。

 蛇足)だいぶ暖かくなってきました。そろそろ何事も積極的に動く時期になってきたなと。

お知らせ~第460週のカテゴリー

2024-02-18 09:05:06 | 随筆(日記、旅行)、お知らせ、こぼれ話
 来週の定期投稿(月、木、日)カテゴリーは「絵画制作記」「画材、技法、芸術論」「お知らせ」の予定です。

 おかげさまで「アトリエ籠もれ美」は460週目を迎えることができました。ありがとうございます。今まで記事を読んでくれた皆様にこの場を借りて厚くお礼申し上げます。

 気の早い話ですが、12月には500週目を迎えることになります。何もしなくても時間だけは過ぎてきますので、いつも通り、今まで通り、週3回の投稿をきちっと守っていく決意を新たにした次第です。

 さて私の油絵制作も今年、っていうか、今が山場でして、ここを越えれば、新たな地平が見えてくる、開けてくるので、踏ん張りどころ。予定では来月中には全て決着しているはずですので、そうした様子や結果、広げた知見などを「新・絵画制作記」や「画材、技法、芸術論」カテゴリーで記事にしていきます。

 何せのんびり屋の私ですから、昔からマイペースなどと言われてますもんで、皆様も、気長に、気楽に、今まで通り、これからも当ブログとおつきあい頂きますよう、よろしくお願い申し上げる次第です。


 それでは最後にいつもの、こぼれ話をいくつか。

 もう460週目なのね。ブログも広義の社会貢献と言えなくもないと思っている私。もっともっと役立つ記事を投稿していけたらなあと。



 両手のあかぎれなんですが、もう何ら問題ないんですが、完治はしておらず、つまりは、まだあかぎれが、あちこち残っている状態なので(単にあかぎれ初期の段階までに治っただけという話もありますが)、油断すると一気に元に戻りそうな感じ。

 毎夜、就寝前に徹底してハンドクリームを塗っているところです(そして綿手袋をはめるのね)。



 今週の金曜、珍しくアルバイトで鍵開けを頼まれる(実は来月にも1回頼まれてます)。ホント久しぶりなので、ちゃんとできるのかしらん。

 まあ「鍵開け」という言葉通り、早くに一番乗りして鍵さえ開けてしまえば、皆さん仕事が始められるわけで、その後のやるべきことなんて、たかが知れているんですけどね。

 前日の木曜に、鍵カードを受け取るのを忘れないようにせねば。



 今年も確か物価上昇は止まらないんですよね。食料品や医薬品、衣服、そして油絵具も。まあこればかりはどうしようもないし、食料品なんて、わが家の場合、節約のしようもない(だって贅沢なもの、何も買ってないもの)。

 栄養取れて、満腹になっているのだから、これで良しとしましょう(あー、それにしても食料品、値上がっているよなあ)。



 最近のわが家の晩酌は、私がウイスキー。母がワイン。私はサントリーホワイトとバランタインを交互に、母はイエローテイルを順繰りに飲んでます。

 あー、そろそろサントリーホワイトも、バランタインも、少々飽きてきたかな。お酒は浮気性の私のこと、そろそろ焼酎にでもしてみようかしらん。

 そうそう、酒も値上がってますよねえ。ちょっと考えられないくらい。サントリーの角瓶が高級品になってます。ちょっと気軽には手を出せない。

 今はバランタインの私。次はサントリーホワイトなんですが、どうしようかな。



 外出時、マスクをしていない人が大半ですが、私と母はマスク着用。だってコロナ、まだ流行ってますよ。インフルエンザもしかり。

 医者に言わせると、外出時は必ずマスクをして、帰宅したら必ずうがいをしないとダメだそうで、自己防衛しないと。

 自分はコロナじゃないからマスクをしない、のではなく、他人からコロナを移されないためにマスクをする、これが正しい考え方。

 「マスクはワクチン」というのは本当だと思います。マスクで完全に防げるわけではありませんが効果は絶大です。しないより、したほうが圧倒的に良く、マスクをしないのは損、ですよね。



 そろそろ「くつ用カイロ」は不要かな。まだ2箱ほどありますが、これは今秋以降に取っておけばいいだけ。備蓄しておくのがよし。

 もうダメですね、このくつ用カイロを使い始めたら。なしでは冬は越せない。母も快適だと喜んでます。もはや悪魔の誘惑。毎年負けます、転びます。

 私は死ぬまで使い続けますわヨ。



 そろそろ美術館通いを復活させたいんだけど、相変わらず予約制なのかしらん。予約制が大嫌いな私としては、これが解除されないと行く気がしない。

 もっとも当日に空きがあれば、そのまま入館できるのだそうで、その辺をちゃんと調べて、行きますかね。もうだいぶ逃してしまっているのはわかってます。

 それに今までに随分見てきましたからねえ。でもここは一つ、貪欲にならねば。行けるうちに行っておくと。とりあえず今現在どこで何をやっているのか把握することから始めないと。

令和6年旺玄展 出品作制作記 その11、油絵習熟(兼自作溶き油)テストその6

2024-02-15 03:00:00 | 新・絵画制作記
 昨日、一昨日と連休だったんですが、制作したのは昨日の午前中でした。


 一昨日は、少々寝坊し、午前11時に描こうとしたものの、ふとこのブログの「画材、技法、芸術論」カテゴリーの記事を思いつくままメモを取り、それを自作のブログ記録用紙に書き込んでいたら、午後2時過ぎとなり、疲れて午睡して終了(情けなや)。

 昨日は午前11時には、母と高幡不動尊へ出かけることになっていたので、早起きして着手。元気だったこともあり、無事に午前10時50分に制作終了。ちゃんと行ってきました。


 で、肝心の制作した油絵の話なんですが、やっぱり無駄な工程が発生してますね。これは旺玄展出品作のF50号についてなんですが、それが証拠に、昨日が制作の山場でなく、次回が山場になってます。

 正確に言うと、F50号の画面のうち、その一部に無駄な工程がある、という。逆に言えば、狙い通りになっていて無駄になってない箇所もある。

 だから今週月曜の記事(「油絵総仕上げテストその1」)で書いた通りで、このテストを実行すれば、無駄が省けることが実証できるのは確実ですね。

 何でこういう無駄、敢えて言うなら間違いが発生していたのかというと、せっかくの独自の下地に薄い層の下塗りを重ねても、その上から(いくら上に乗せる色は下の色の影響を受けるとはいえ)、不透明層の厚塗りを施しては、せっかくの下地がほぼ生かせない(ただし全く生かせないわけでないところが、たちの悪いところでして)。

 ではどうすればいいのかというと、あくまで半透明(または半不透明)層を、たとえそれが描画であろうが、着彩であろうが、重ねていく。

 明部だろうが、暗部だろうが、とにかく不透明層は画面に乗せない。それをやっていいのは、制作最後の仕上げの、最明部と再暗部だけ。

 だから分厚い不透明層は、独自の下地作りの段階に織り込む。厚塗り工程はあくまで下地作りの段階に行う、ということでした。

 これに昨日のF50号の制作ではっきりと自覚できました。だからこれを「油絵総仕上げテスト」で試したい、というわけなんです。


 また「油絵習熟(兼自作溶き油)テスト」のF6号5枚ですが、こちらには上記の無駄な工程は発生していましたが、たまたま回避されただけで、これも感心しません。

 ですが、もうひとつの重要な点は、見事にこれで良しの結果になっていて、大成功。満足です。望む効果が出てます。これはこれでいいんですが、使った油絵具の色がちょっと赤みが強すぎたので、これを改善すべく、18日の日曜にふさわしい色を新宿世界堂本店で買ってきました。今後はこの色を使えばよし。

 またこの5枚のうち、2枚には、実験用の自作の溶き油(ペインティングオイル)を使っているんですが、その使用効果も判明。効果は悪くないですが、いかんせん重たく過ぎて、つまりは粘り気がありすぎて、絵筆が重たくなり使いづらく、これを使うのは無理。非現実的。ただし改良すれば使えなくもないので、どうするべきか。


 いろいろと成果は上がっているんですが、残念ながら、これじゃあ「習熟テスト」じゃあないですよね。まったく。困ったもんです。

 なお「油絵追試」のF20号の自作ワニスのテストは今週末の日曜の予定。こちらも重要なので楽しみ。


 いずれにせよ、制作自体はうまくいっているので大丈夫なんですが、まあ、何て言うか、好き勝手に自由に油絵を描ける態勢になるのは「油絵総仕上げテスト」の結果待ちですね。


 付)というわけで「油絵総仕上げテスト」を早く始めたいんですけどねえ~。今描いているのが終わらないと、さすがに抱える枚数が多すぎて制作が進まなくなる恐れがあるもんで。

 注)いずれにせよ今月末には大体仕上がって、3月には始められるんじゃないかと。

油絵総仕上げテストその1

2024-02-12 03:00:00 | 新・絵画制作記
 またですかあ、って感じが確実にしますが、もう1回、最後に確認の油絵テストをしたい。それがこの「油絵総仕上げテスト」です。
 
 もう「最終テスト」など、いろんな言葉を使い尽くしたので、「総仕上げテスト」としました(って名前は別にどうでもいいんですけどね)。


 制作するのは2点、現在手元にあるF20号(張りキャン)と、買い足したF8号(張りキャン)。市販のを使うのは、カンバスを張るのが手間だから。もうね、確認のためのテストだから、それで構わないという感じ。

 画題はF20号は人物画(模写)、F8号は風景画(いつもの自分のスケッチ)。


 眼目は制作工程の確認(ってこれも毎度ですが)。今までと何が違うのかというと、中描き最初の工程を下描き(下塗り、インプリマトゥーラ)の段階に入れてしまう。これにより二度手間を省けるのではないかと。

 ただしこれを試すと、下地の制作手順に若干の変更が起きます。別にそれで何がどう困るわけでもありませんで、もしこの手法の方が良しとなると、それが今後の正式な私の油絵技法になります。


 はっきり言って、今回こそは手順の確認なので、絵を仕上げて作品にしなくてもいいと思ってます。うまくいったなとわかった段階で、むしろ制作を止め、そのまま取っておくのがいいくらいでしょう(これについてはその時点で検討します)。

 もうとにかく急ぎたいですね、このテスト。早く結果を知りたい。だからすぐにでも着手したいんですが、現在進行中の作品群が仕上がっていかないと、抱える枚数が多すぎて、動きが取れなくなるので、F20号の模写をどれにするかなど、やれるだけの準備をしておくに今は留めます。


 自分としては緊急性の高いテストだと思ってますので、先に記事にした次第です。


 付)無駄な手間が省けるかも、というテストです。簡単に言うと。

 注)すでに自分なりの描き方はできているので、安心はしてるんですけどね(つまりは不安はないわけで)。

 蛇足)できるだけ疑問は解消しておきたい、そういう心境なんです。

お知らせ~第459週のカテゴリー

2024-02-11 07:47:12 | 随筆(日記、旅行)、お知らせ、こぼれ話
 来週の定期投稿(月、木、日)カテゴリーは「絵画制作記」「絵画制作記」「お知らせ」の予定です。

 こぼれ話をいくつか。

 今週に続き、来週も「絵画制作記」の連続投稿の予定です。私の油絵も山場を迎えているので、しっかり書いて記録しておきたい気持ちが強いためです。

 再来週からは通常通り「絵画制作記」は月曜のみの予定です。



 大雪となった月曜、アルバイトを早めに切り上げ、母を再び眼科へ。先生に話を聞きに行き、全ては母の勘違いだとわかる。これで母も安心。

 今後は眼科へ行くときは私が付き添うことになりました。母からの要望でもあり、また眼科は自宅の近くなので、こちらも気が楽です。



 さて、翌火曜、自転車出勤をするという、無茶をした私。積雪5センチ以上だと自転車が進まない、進まない。自転車に乗ったり、降りて押したりで強引に辿り着く。アルバイト先の面々に呆れられる私。

 だって、アルバイトの帰りにスーパーで買い物があるのだもの。でもよく考えたら、買い物カートを引き摺って行けばよかったと気づく。

 良い勉強になりました。



 そんな大雪も、水曜、木曜の晴天ですっかり溶ける。驚くほど路上から雪が消えている。ちょっと感動。

 また雪が降るのかしらん。降ると気温が一気に下がり、寒くなるから嫌。のんびり雪見酒するご身分でなし。



 来週、火曜が有休消化にて、火、水と連休になっております。そこで火曜に油絵制作をし、翌水曜は母と外出の予定。高幡不動へ行ってきます。

 実はまだ行ったことがなかったの。だからちょうど良い機会かと。わが家には車がないので、電車で西武線玉川上水駅経由で多摩モノレールの高幡不動駅下車、徒歩で。

 近場ですが、ちょっとした観光気分で行ってきます。



 私の両手のあかぎれ、一進一退の攻防中。治り具合は、三歩進んで二歩下がる状態。絵画制作に支障はないので、この状態のまま、春へ突入してしまえば、気温も上がっていくので、自然に治るでしょう。

 就寝前に両手にたっぷりのハンドクリームを塗り、薄手の綿手袋をするのが日課になってます。



 先々週でしたか、この「こぼれ話をいくつか」で書いた、自分用の暦を作るという話。もう暦は出来上がりましたので、これにしたがって今年から動いていきます。

 これにより今までできなかった水彩画制作や、将棋などの趣味のことも再開の見通し。

 近々、これについて記事にしたいと思ってます。



 最後に、本日、遅くなりましたが、月一回の新宿詣で、新宿へ行ってきます。絵画制作が進まなかったので予定していた先月末に行けず。やっとです。

 いつものディスクユニオン以外にも世界堂で画材を買ったりなどの用事もあり、これから支度をし、早めに家を出て、夕方には帰ってきます。

 久し振りの新宿なので楽しみです。