１４年目の朝

やっぱりこの時期になると目が覚めてしまいます。
それほど気にしているわけではありませんが、体が覚えているのでしょうか。
どどどど～ん、突き上げるような激しい揺れでした。
トイレに行って、もうひと寝入りと布団の上に座った途端の出来事でした。
薄明かりの中、なにが起こったのか分かりませんでした。
しばらくすると、横揺れに変わりました。
「地震や！」、隣に寝ている家内に声を掛けました。
しばらくは、返答がありませんでした。
タンスの下敷きになって、動けなかったようです。
幸いにも和ダンスの引き出しが開いて、その間に挟まっていたので無事でした。
布団の上は、人形ケースや棚の上の箱が散乱して大変でした。
素足で割れたガラスを踏んだら大変、裏の奥さんはガラスで怪我をしたそうです。
１階で寝ていた息子たちの布団の上には、カサ毎蛍光灯が落ちてきました。
布団をかぶっていたために、怪我もしませんでした。
震度７．３、この辺でも５は超えてるとのことでした。
当日は東京で営業会議、朝早くに行く予定でしたが中止です。
本社に電話を入れましたが、１時間も繋がらなかった記憶があります。
阪神淡路大震災から１４年、いまだに家は柱が曲がったり壁にひびが入ったりの状態ですが、今年こそは本格的に耐震工事をしようと思います。