青森県が、有料道路からの収入を元金や利息の支払いに充てる新たな債券発行の検討を始めたことが9日、分かった。同県が、有料道路を保有・管理する道路公社に行っている債務保証を解除できるため、県のリスク軽減につながるという。同県によると、発行されると全国初で、早ければ2011年度にも発行したい考え。
県によると、通常の有料道路は、道路公社が民間資金、公費などで建設・整備し、料金収入で、民間の借入金を返済している。同公社の借り入れには、県が債務保証しており、万一公社の経営が破綻(はたん)した場合には、県が肩代わりする必要がある。
新方式では、県と道路公社が、特定目的会社(SPC)を設立し、公社は、道路用地に「地上権」を設定。SPCが社債(新型債)を発行して民間から資金を調達し、通行料を元利払いに充てる仕組みだ。
引用元:yahoo ニュース