あすかパパの色んな話

日々の暮らしの中で思ったことを書き込んでいきます。
今までのように写真、競馬の予想、スポーツネタも続けていきます。

【モンテ】詰めきれず無得点、4位に後退

2012年07月02日 21時13分41秒 | サッカー

〈栃木―山形〉後半32分、相手ゴールにFW山崎雅人が迫るも、厳しいマークで倒される=宇都宮市・栃木県グリーンスタジアム

サッカーJ2は第22節の1日、各地で11試合を行った。モンテディオ山形は宇都宮市の栃木県グリーンスタジアムで栃木と戦い、0-1で敗れた。通算成績は12勝5敗5分けで、勝ち点は41のまま。順位は前節首位から4位に後退した。

 前半は栃木の細かなパス交換から崩されて押し込まれた。前半15分、DF小林亮のオウンゴールで先制され、0-1で折り返した。後半は徐々にサイド攻撃からチャンスを見いだしたが、決定力に欠き、最後まで得点できなかった。

 このほか、東京Vは水戸を2-0で下して勝ち点を43とし、首位に浮上した。湘南は松本と、大分は富山とそれぞれ引き分けた。勝ち点41で3クラブが並んだが、得失点差などで2位は湘南、3位が大分。

 山形は次節の8日、富山市の富山県総合運動公園陸上競技場で富山と戦う。

 【評】運動量、球際など、いずれを取っても相手が上回った。山形は前半から思うようにボールを回せず、パスの精度も低かった。ボールを保持できず、攻撃が単調になり、ゴールまで迫れない時間帯が続いた。オウンゴールを除けば、守備はおおむね安定していたが、簡単に裏に抜け出される局面が目立つなど、攻守ともに精彩を欠いた。

痛恨、かみ合わぬ攻守

「ビハインドから1点を取る力がなかった」(奥野僚右監督)。試合後の記者会見で、開口一番に放った指揮官の言葉に尽きるだろう。球際で詰め切れず、ボールに絡む人数も少なかった。首位の貫禄を感じさせることなく、終了のホイッスルを受け入れた。

 「立ち上がりからボールをうまく回せなかった」とMF宮阪政樹が試合を振り返った。序盤から栃木に高い位置で厳しいプレスを掛けられ、ボールを奪われる。何度も最終ラインから攻撃を組み立てようと試みるも、思うようにいかず、ただただ時間だけが流れた。

 決定的な場面はあった。前半7分、FW中島裕希が中央から強烈なシュートを放ったが、ゴールマウスをわずかに外れた。すると、同15分に相手のクロスをオウンゴール。攻守の歯車がかみ合わない。嫌な流れを断ち切ろうと模索するも、それ以降はなかなかシュートまでたどり着けず、手詰まり感が漂った。

 「いい状態だったらボールに対し4、5人が連動して攻撃できるが、サポートが足りなかった。ルーズボールも拾いきれなかった」とFW万代宏樹。後半28分、センターライン近くで中島がボールを奪い抜け出したが、必死に自陣まで戻った相手の粘り強い守備に阻まれ、シュートまで至らなかった。絶好の決定機もゴール前での受け手が足りず、迫力がなかった。

 シュート数はわずかに6本。DF小林亮は「チームとしてシュートの意識が足りなかった。連動性を高めていかなければ」と前を向いた。試合ごとにむらがあっては、厳しい試合を勝ち抜くのは難しくなる。再び首位の座を明け渡した。攻守に安定感が生まれてこそ、本来の強さが発揮されるはずだ。

球際で相手に勢い付けた

奥野僚右監督の話 球際で相手に勢いを付けた。思ったようなゲーム運びができなかった。攻撃では迫力があった場面もあった。後半30分以降は、サイドや中から崩すこともできた。前半立ち上がりから、そうしたプレーを出し切れるようにしたい。

【選手ひと言】

 ▽DF石井秀典 相手のカウンターに対する対応がよくなかった。

 ▽MF広瀬智靖 (後半途中出場)個人としてはドリブル突破で、いい攻撃はできたと思う。

 ▽MF永田亮太 (後半途中出場)負けていたので、勢いを与えないように意識してプレーした。前掛かりになった時にカウンターを食らう場面があった。

 ▽FW太田徹郎 (後半途中出場)うまくパスがつながらなかった。栃木は気持ちが入っていて、簡単に崩せなかった。 (やまがたニュースオンライン)

【EURO】スペインVSイタリアの決勝は、なぜ大差がついたのか?

2012年07月02日 20時00分14秒 | コラム

4-0と完勝で優勝したスペイン。史上初の大会連覇を達成した

 勢いに乗るイタリアが、王者スペインをも破ってしまうかもしれない。

そんな興味とともに注目を集めたユーロ2012決勝も、終わってみれば4-0。72年大会に西ドイツがソ連(当時)を3-0で下したのを上回る、ユーロ決勝史上最大得点差で、スペインがイタリアに圧勝した。

 これでスペインは大会史上初の連覇達成。中間年のワールドカップを含めれば、三冠獲得である。いずれも前人未踏の大記録なのだから、スペインのデルボスケ監督が「スペインサッカーの歴史において、すばらしい時代」だと評するのも当然のことである。

 しかし、こと決勝に関して言えば、これほどの大差がつくような試合内容ではなかった。特に前半、イタリアは先制されてからの時間帯で、王者スペインと互角に打ち合うどころか、優勢にさえ試合を進めていた。

 にもかかわらず、なぜこれほどの大差がついてしまったのか。

 その原因を探れば、やはりイタリアのディフェンスにたどり着く。率直に言って、あまりにもスペインのパスワークに対する反応が鈍かったのだ。それは準決勝までの試合と比べると、不可解なほどだった。

 イタリアはチーム全体としてボールの奪いどころが定まらず、中盤でおもしろいようにパスをつながれた。それでも準決勝のドイツ戦のように、ゴール前でしっかりとはね返せればよかったのだが、DFラインの前でシャビやイニエスタに前を向かれ、狙いすましたスルーパスを次々に通されては持ちこたえられない。

結果、スペインの4ゴールはすべて、中央突破のスルーパスから生まれている。

 なかでも象徴的だったのが、デルボスケ監督が「完璧なカウンター」と絶賛した、2点目のゴールだ。

 シャビがボールを持ったとき、前にはオーバーラップしてきた左SBのジョルディ・アルバしかいかなかったにもかかわらず、イタリアは実にあっさりと、ふたりのセンターバックの間を割られている。

 スペインにしても、左右のFWであるイニエスタとシルバが中に入ってきてしまい、ボールと人の動きが中央に偏る傾向は、この試合でも相変わらずだった。

 だが、これだけ楽にパスをつながせてもらえれば、攻撃が少々中央に偏ったところで大した問題ではない。イタリアはあまりにもパスをつながせすぎた。攻撃は悪くなかっただけに、もう少し中盤でスペインのパスワークを封じることが――準決勝でポルトガルがやったように――できれば、試合展開は違うものになっていたはずだ。

 そして、60分に起きたアクシデントで試合はほぼ決した。デルボスケ監督が「あれですべてが変わった」と振り返った、モッタの負傷退場である。

 57分に交代で入ったモッタは、プレイ時間わずか4分ほどで左太もも裏を痛めてプレイ続行不能に。ところが、イタリアはすでに3枚の交代枠を使い切っていたため、10人で戦うことを余儀なくされた。そもそもひとり目の選手交代もキエリーニのケガによるものであったことと合わせ、イタリアにとっては不運が重なった格好だ。

 イタリアの不運はそれだけではない。デルボスケ監督は「とてもラッキーだった。すべてが我々にとって有利に作用した」と話し、こう続けた。

「イタリアはひとり少なくなったうえに、(準決勝からの)試合間隔も我々より1日少なかった。彼らのほうがキツかったはずだ」

 なるほど、これほどの大差がついたことに、運という要素が少なからず影響していたことは否めない。

 しかし、運だけで、あれほど鮮やかなゴールを、しかも4つも決めることなどできはしない。優れた技術はもちろん、高い守備意識、速い攻守の切り替えといった、スペインのよさがすべて集約されたからこそ、である。

今大会のスペインは、決して順風満帆に頂点までたどり着いたわけではない。それどころか、むしろ苦戦の連続だった。ボールポゼッションでは相手を圧倒するものの、センターフォワードの人選は最後まで定まらず、なかなかゴールに結びつけられなかったことが、その最たる要因だろう。

 それでも、セスク・ファブレガスを起用する”0トップ”を巧みに用いて際どい試合をものにし、最後はゴールラッシュで締めくくった。史上ふたり目のワールドカップとユーロの二冠監督となった指揮官は、胸を張って言う。

「重要なのは(フォーメーションや誰が出るかではなく)、得点することだ」

 やはりスペインは強かった。(スポルディーバ Web)


めまい症乗り越え自身4度目の五輪へ…澤「ホッとした」

2012年07月02日 19時55分07秒 | サッカー


日本サッカー協会は2日、ロンドン五輪に出場する日本女子代表(なでしこジャパン)の登録メンバー18人を発表した。自身4度目となる五輪メンバーに選ばれたMF澤穂希(INAC神戸)は「とにかく素直にうれしかったし、一言で言うと、ホッとした」と率直な心境を吐露した。

「代表に指定席はないし、ベストを尽くさないと選ばれないと思ってきた。今年に入って自分はベストな状態でサッカーができていないので、選んでもらえるかどうか不安だった」

 今年3月のポルトガル遠征中に体調不良を起こし、帰国後に良性発作性頭位めまい症と診断された。その後は体調の回復に努め、実戦復帰は4月22日のなでしこリーグ・福岡AN戦。6月のスウェーデン遠征で約3か月ぶりに代表復帰を果たしたものの、試合ではベストパフォーマンスには程遠かった。

「スウェーデン遠征でアピールしないといけなかったのにコンディションが上がらなくて……。発表があるまで、不安だった。18人が発表されて、本当にホッとしました」。昨年の女子W杯で大会MVP&得点王に輝き、FIFAバロンドール2011の女子最優秀選手にも選ばれた“女王”も、不安の毎日を送っていたという。

 それでも、選ばれたからには気持ちも切り替えている。「やるときにはやれると思っている。徐々にコンディションを上げて、本番でぶつけられるようにしたい。親善試合も何試合かあるし、感覚を取り戻す時間はあるので大丈夫だと思う」と力説した。

 17歳で初めて出場した96年のアトランタ五輪はグループリーグ敗退。00年のシドニー五輪はアジア予選で敗退した。04年のアテネ五輪はベスト8、そして08年の北京五輪が4位。一歩一歩階段を上り、今回のロンドンが自身4度目の五輪の舞台となる。

「オリンピックは簡単にだれでも出られる大会ではないし、4回も出られるのはすごいことなのかなと思うけど、言われるまでは(出場回数を)数えてなかったので、実感はなかった。17歳で経験したアトランタとは立場もサッカースタイルも変わって、今までとは違う大会になりそうだし、楽しみだなという感じを持っています」

 アトランタ五輪から16年。「当時は五輪に出ることで満足していた。五輪で結果を出すなんて考えられなかった」と、日本の女子サッカーをめぐる環境、自分自身の立場も激変した。周囲が期待するのは金メダル。「(目標は)一番輝いているメダルと言いたいけど、簡単に勝てる試合は一つもない。期待に応えられるように金メダルと言いたいけど、どの色でもいいのでメダルを取りたい」。今だかつてない期待とプレッシャーを背に集大成の大会へ臨む。(ゲキサカ)

ロンドン五輪に臨むU-23日本代表メンバー18人が決定

2012年07月02日 19時52分23秒 | サッカー


日本サッカー協会は2日、ロンドン五輪に出場するU-23日本代表の登録メンバー18人を発表した。オーバーエイジ枠ではDF吉田麻也(VVV)、DF徳永悠平(F東京)の2人のみを選出。GK林彰洋(清水)はバックアップメンバーに入った。

 予備登録メンバーからはFW宮市亮(アーセナル)、FW指宿洋史(セビージャ・アトレティコ)、FW大迫勇也(鹿島)らが落選した。

 関塚ジャパンは11日に東京・国立競技場でニュージーランドと壮行試合を行い、いったんチームは解散。14日、15日のJリーグ後、再集合し、英国へ出発する。事前キャンプは英国中部のレスター近郊のパッキントンで行い、18日にベラルーシ、21日にはメキシコと強化試合。本大会では26日にスペイン、29日にモロッコ、8月1日にホンジュラスと対戦する。

▽GK
1 権田修一(F東京)
18 安藤駿介(川崎F)

▽DF
2 徳永悠平(F東京)
12 吉田麻也(VVV)
8 山村和也(鹿島)
13 鈴木大輔(新潟)
4 酒井宏樹(ハノーファー)
5 酒井高徳(シュツットガルト)

▽MF
17 清武弘嗣(ニュルンベルク)
6 村松大輔(清水)
10 東慶悟(大宮)
16 山口螢(C大阪)
3 扇原貴宏(C大阪)
14 宇佐美貴史(ホッフェンハイム)

▽FW
11 永井謙佑(名古屋)
7 大津祐樹(ボルシアMG)
15 齋藤学(横浜FM)
9 杉本健勇(東京V)

▼バックアップメンバー
GK林彰洋(清水)
DF大岩一貴(千葉)
MF米本拓司(F東京)
FW山崎亮平(磐田)(ゲキサカ)

なでしこ五輪メンバーに澤、川澄ら選出…昨年のW杯から宇津木らが外れる

2012年07月02日 19時48分03秒 | サッカー

昨年の女子ワールドカップに続き、世界一を狙うなでしこジャパン 

日本サッカー協会は2日、ロンドン・オリンピックに臨むなでしこジャパンの登録メンバー18名を発表した。

 18名には、昨年の女子ワールドカップで初優勝に輝いたメンバーから澤穂希、川澄奈穂美らが選出された。一方、ワールドカップのメンバーからは山郷のぞみ、上尾野辺めぐみ、宇津木瑠美が外れた。

 なでしこジャパンは、ロンドン・オリンピックでグループFに所属。25日のカナダ戦を皮切りに、28日にスウェーデン、31日に南アフリカと対戦する。

 登録メンバー18名は以下の通り。

GK
福元美穂(岡山湯郷)
海堀あゆみ(INAC神戸)

DF
近賀ゆかり(INAC神戸)
矢野喬子(浦和レディース)
岩清水梓(日テレ・ベレーザ)
鮫島彩(モンペリエ)
熊谷紗希(フランクフルト)

MF
澤穂希(INAC神戸)
宮間あや(岡山湯郷)
川澄奈穂美(INAC神戸)
阪口夢穂(日テレ・ベレーザ)
田中明日菜(INAC神戸)

FW
安藤梢(デュイスブルク)
丸山桂里奈(大阪高槻)
大野忍(INAC神戸)
大儀見(旧姓:永里)優季(ポツダム)
高瀬愛実(INAC神戸)
岩渕真奈(日テレ・ベレーザ)(SOCCER KING)

上半期総括 秋はジェンティルドンナ、混戦の牡馬も一閃か

2012年07月02日 06時36分05秒 | 競馬の話題

3歳牝馬クラシック第2弾のオークスを快勝したジェンティルドンナ(右)。夏を越して、新たな女傑伝説を生むか楽しみ=5月20日、東京競馬場

 6月24日に阪神競馬場で開催された第53回宝塚記念(GI)で中央競馬の上半期を締めくくった。春のGI戦線は、1番人気馬がことごとく敗戦。NHKマイルCのカレンブラックヒル、宝塚記念のオルフェーヴルの2頭だけ。それだけ実力が拮抗していることの証しか。その分、GIの売上高(宝塚記念除く)は前年の9・3%増の1517億2602万5300円という売り上げに表れた。

 特に、3歳牡・牝馬戦線では、今年も“牝高牡低”の傾向が顕著に表れたと言えまいか。

 オークスを勝ったジュンティルドンナは、桜花賞に次ぐ牝馬2冠。しかもレースレコードの2分23秒6で、2着のヴィルシーナに0秒8差をつける圧勝劇だった。チューリップ賞こそ熱発明けの影響もあって4着に敗れたが、牡馬との混走だったシンザン記念を牝馬として13年ぶりに勝った能力は本物だった。

 かたや牡馬は、皐月賞がゴールドシップ、ダービーは皐月賞3着のディープブリランテと分かれた。ゴールドシップは皐月賞の前走が共同通信杯。2カ月レース間隔があき、過去に共同通信杯から直行馬が皐月賞を勝った例はなかった。開催された中山競馬場が稍重の荒れた馬場で、内側のタイムが伸びない状況だった。最終コーナーを回って各馬はコースの荒れていない外側に進路を取ると、ゴールドシップだけ開いた内側を突く内田騎手の頭脳プレーで栄冠を勝ち得た。

 ダービーは高速馬場となった東京競馬場。この日も先行した馬の前残りの傾向があった。4番手を追走したディープブリランテは坂を登り切った残り200メートルで逃げ粘ったトーセンホマレボシを抜くと、そのままゴール。距離の不安をぬぐい去る結果となった。中団後方を追走した1番人気のワールドエース、2番人気のゴールドシップは最速の上がり33秒8で追撃したが、ともに0秒2足らずの4、5着に敗れた。ワールドエースに騎乗した福永は「調子はよく、スムーズに走っていた」というのに「ジリジリの感じ。それほどの伸びではなかった」と首をかしげていた。2着には弥生賞6着で、青葉賞を勝って出走権を得たフェノーメノが入り、レースごとに主役が入れ替わる“群雄割拠”の状況だ。

 すると、秋の牡馬クラシック3冠目となる菊花賞はどの馬がくるかは全く見えない。ディープブリランテには血統的に3000メートルは長すぎる。ダービーを勝ちきれなかったゴールドシップ、ワールドエースが巻き返すのか。それとも新たに夏競馬で成長した馬が台頭するのか。実力均衡だけに馬券的にはおいしいかもしれない。

 一方、3歳牝馬路線。オークスでジェンティルドンナと、ヴィルシーナとの勝負付けは明確になったか。0秒8差は大きい。母系の血統的から距離の自在性に疑問が持たれていたが、オークスの圧勝でその不安も払拭されただろう。すると2000メートルの秋華賞(10月14日)、2200メートルのエリザベス女王杯(11月11日)はこなすとみる。秋はローズS(9月16日)から秋華賞に進む予定だが、オークスの走りで3歳世代で最強ではないかという声も聞く。さらに、牝馬路線だけでななく、女傑列伝に新たに名を連ねる可能性も期待したい。ブエナビスタが引退した後、“女傑”の称号を受け継ぐ馬が今のところ出ていないだけに期待感は募る。(産経新聞)

スペインがイタリアに4発快勝でEURO史上初の連覇達成!!

2012年07月02日 06時33分13秒 | サッカー


[7.1 EURO決勝 スペイン4-0イタリア キエフ]

 スペインが史上初の連覇達成!! ポーランドとウクライナで共催されていたEURO2012(欧州選手権)は1日、ウクライナのキエフで決勝を行った。EURO初の連覇を狙うスペインと、1968年大会以来、44年ぶりの欧州制覇を目指すイタリアの激突。スペインは前半14分にMFダビド・シルバのゴールで先制すると、同41分にもDFジョルディ・アルバが追加点。後半39分に途中出場のFWフェルナンド・トーレス、同43分にも同じく途中出場のMFフアン・マタがゴールを決め、4-0で快勝した。EURO史上初の連覇となったスペインはEURO2008、10年南アフリカW杯、EURO2012という前人未到の“3連覇”を達成。サッカーの歴史に新たな1ページを刻み、“世界最強”を証明した。

 スペインはPK戦の末に競り勝ったポルトガルとの準決勝から先発一人を変更。FWネグレドに代わってMFセスクが2試合ぶりに先発し、“ゼロトップ”システムを採用した。グループリーグ初戦では1-1で引き分けた“新旧W杯王者”による再戦。グループリーグでは3バックを採用したイタリアだが、この日は4-4-2で臨んだ。ドイツとの準決勝(2-1)からは先発一人を変更し、故障明けのDFアバーテが2試合ぶりに先発した。


 スペインは前半7分、MFシャビの右CKからDFセルヒオ・ラモスがヘディングシュート。同10分には中央からシャビがセスクとのワンツーで崩し、PA手前から右足を振り抜いた。いずれもシュートはゴール上に外れたが、序盤から確実にフィニッシュに持ち込み、イタリアを押し込む。

 すると前半14分、MFイニエスタのスルーパスにセスクが反応。右サイドを深くえぐってマイナスに折り返し、ダビド・シルバがヘディングで押し込んだ。鮮やかな崩しから先制のゴールネットを揺らしたスペイン。高い位置からの積極的なプレッシングと流動的なパスサッカーでイタリアを翻弄し、スペインらしい試合運びで主導権を握った。

 イタリアは前半21分にDFキエッリーニが負傷交代するアクシデント。代わってDFバルザレッティが左SBに入った。中3日のスペインに対し、中2日のイタリア。なかなか運動量が上がらず、ミスも目立つ。前半33分にFWカッサーノ、同38分にFWバロテッリと2トップがミドルシュートを狙うが、攻撃は単発。セットプレーのチャンスもGKカシージャスの牙城を崩せず、4試合連続無失点中のスペインの堅守を脅かすことができなかった。

 逆にスペインは前半41分、左サイドをオーバーラップしたジョルディ・アルバがシャビに預け、一気に前線まで駆け上がる。そこにシャビから絶妙なスルーパスが通り、ジョルディ・アルバが左足でシュート。今夏のバルセロナ移籍が決まった左SBの国際Aマッチ初ゴールが決まり、スペインが2-0とリードを広げて前半を折り返した。

 イタリアは後半開始からカッサーノに代えてFWディ・ナターレを投入。後半1分、アバーテの右クロスにディ・ナターレが頭で合わせ、いきなりチャンスに絡むと、同6分にもMFモントリーボのスルーパスからディ・ナターレが決定機を迎えたが、左足のシュートは至近距離でGKカシージャスの好セーブに阻まれた。

 後半12分、モントリーボに代えてMFチアゴ・モッタを投入し、早くも3枚目の交代カードを切ったイタリアだったが、その直後に思わぬ事態が待っていた。後半15分、その3分前にピッチに入ったばかりのチアゴ・モッタが右太腿裏を負傷。そのまま担架で運び出されると、交代枠を使い切っていたため、残り30分間、10人での戦いを余儀なくされた。

 労せずして数的優位に立ったスペインは余裕の試合運びでゲームを進める。イタリアにチャンスらしいチャンスを与えることなく、試合は終盤へ。そして後半39分、高い位置でボールを奪うと、シャビが絶妙なスルーパス。途中出場のフェルナンド・トーレスが抜け出し、冷静に右足で流し込んだ。3-0と試合を決定づけると、同43分にもトーレスの横パスから途中出場のマタがダメ押しゴール。守備陣も5試合連続完封に抑え、EURO決勝では最多得点差となる4-0の圧勝でスペインが大会史上初の連覇に花を添えた。(ゲキサカ)