あさちゃんの懸賞日記

日々の出来事や、懸賞生活について書き綴ってます。

悲しい

2023-10-28 02:02:03 | 日常
未来ある若い劇団員の大切な命が失われました。
正直ずっとショックでブログを書く気も起きず、なぜこんなことになってしまったのかと考えていました。
こんな形で我が子を失ったご両親の気持ちを考えると本当に何と言っていいのか分かりません。
またどんな気持ちだったのかこの劇団員の気持ちを慮ると、唯々悲しい気持ちです。
どういう背景があったのか色々な噂は聞こえてくるものの、真実はどうであったのか私たちには分からないままです。
この件を有耶無耶にすることなく劇団の誠意ある対応を望みます。
安らかにとご冥福をお祈りいたします。

以前、冤罪で学校を退学処分となった方が、名誉の回復と復学を求めて裁判を起こすという前代未聞の事件がありました。
その後被害者となった方は名誉は回復し、卒業は認められたものの劇団に入ることも出来ず去ることとなりました。
加害者とされた人たちは、劇団に残りそれなりの地位を得て活動することが許されたのに何故と当時疑問に思った方も多かったと思います。
思えばあの事件に対する劇団の対応が今回の事態を招いたのではないかと感じています。
被害者であっても面倒だと思えば排除し、加害者であっても影響力があったり才能がある人は残して優遇する劇団の姿勢を見て、一部の劇団員も益々増長することになっていったのだろうと思います。
必ずしも正義が勝つとは限らない、間違ったことが罷り通ることもあると印象付けられた事件でした。

今まで高い倍率を勝ち抜き入った憧れの世界に失望し、去ることになった方も大勢いたことでしょう。
数々の才能に溢れた素敵な劇団員さんが志半ばにして去ることになったのは、私たちファンにとって本当に残念なことです。

大劇場での公演は、中止となりましたね。
また次の別の組の公演もしばらく休止されるようです。
問題があったと思われる方を処分して終了することではないと思います。

昔から受け継がれてきた厳しい指導全てを否定する訳ではありませんが、少なくとも人の尊厳を貶め、死に追いやるようなものであってはならないと思います。
聞き取り調査も行われているようですが、今回の事件を機にこのような劇団の体質を改善して良い方向に向かって欲しいと願っています。

そういえば事務所の2度目の会見も行われましたね。
質問者の中には、見苦しく騒ぎ立てる大人とも思えない人の姿もありました。
本当に観ていて情けないし、メディアの質の悪さを露呈するものであったと思いました。
質問の内容もまとまっておらず、きちんと自分で簡潔に整理してから質問すべきじゃないの?と思うような場面もありました。

今まで噂を知りながら報道せず黙殺し、散々事務所の所属タレントたちを使ってその恩恵に与ってきたメディアの人たちが、鬼の首を取ったように意気盛んに事務所を責め立てる様子は観ていて見苦しかったです。
創業者の所業については責められるべきだし、事務所がその収益から被害者に補償していくことは必要だと思います。
今回創業者の姪にあたる方のお手紙からは、被害者の方に誠実に対応し補償していく姿勢が見られ、一歩前進したのではと感じました。
(但しお気の毒には思うけれど、数々の所属グループに対する今までの対応を考えると疑問に思えることも多々あるので複雑)

ただ、それは必要なの?と疑問に思うようなことまで質問する記者の様子を観ていると、気分が悪かったです。
記者会見でわざわざ追求しなくても後日手紙で質問すればいいんじゃない?って思いましたね。
テレビで放送される枠で自分の爪痕を残そうと必死な記者たちは、被害者の立場や気持ちに寄り添って質問している訳でもなく本当に自分の利益しか見えていない考えない人たちなんだなと感じました。

児童の性的虐待は許されない下劣な犯罪だと私も思いますが、その事務所に所属し活動し恩恵に与ってきたタレントは全て加害者側の人間として扱い糾弾する彼等の様子を観ていると、本当に虚しい気持ちになりました。
タレントの中にも被害者はいて、口に出来ずにいるのかもしれないのに「もし被害を受けているなら話すべき」と強要するような動きがあることにも反発を感じます。
親切なふりをして話すように促す人たちは、彼等のことを本当に心配している訳でもなく、ただ自分や周囲の興味を満たすために言ってるだけでしょ?
興味本位に知りたいだけの人たちのために話す必要は無いと思います。
飽くまで自分の意志で話すのならいいと思うけど、周囲に強要されて話すようなことじゃないと思っています。
それこそセクハラだよね。

NGリストのことについて現在取り沙汰されていますが、正直どうでもいいことやなって思います。
そんなしょうもないことにこだわるより、もっと報道すべきことがあるんじゃないの?
視聴率が欲しいのか細々とどうでもいいことまで報道していて嫌になります。

心に傷を負った被害者の方たちが、一日も早く補償と謝罪を受け、心安らかに生活できるようになることを祈っています。
また事務所を離れた人、現在も所属し活動しているグループ、タレントさんたちが、この問題が解決に向かい、自由に活動できるようになることを祈っています。

大体ね~所属してる一タレントが噂を聞いてたからって所属する会社の長に即意見できる?
問題あるって思うなら会社を辞めて違う会社へ移るべきって言われても、すぐにそんなことできる?
報道してる側や今まで彼等を起用していた企業の人に聞きたいです。
もし自分の所属する会社の社長が、何か悪いことしてるらしいって聞いて一社員がすぐに意見できますか?
自分の今の安定した生活を捨てて急に他の会社に移れますか?
自分も中々出来ない難しい決断なのに、人にはそんなこと求めるなんて何様のつもりか聞きたいです。

会社の看板が外され、ショップが閉鎖される様子は時代の終焉を感じ、複雑な思いに駆られました。
若い頃、東京、大阪のショップに行ってグッズを購入したことがある世代の一人として感慨深かったです。
創業者一族の姉弟が生きていたらどう思っただろうと考えましたが、お亡くなりになったからこそこの問題が表面化したとも言える訳で、世界が何を発信しても権力でもみ消されていたのかもしれません。

どちらにしてもこの2つの団体は、以前から抱えていた問題がここにきて一気に噴き出したような感じです。
今じゃなくてもいずれこうした問題が表面化することになっただろうと思います。
でもね~本当に命を失うようなことにまで発展するなんて、考えもしませんでした。
人権を軽視し、年長者や強い立場の者からの様々な身体的かつ言葉の暴力や強制に従っていた時代を今でも引きずっていたことが、このような事態を招いたのだと思っています。
多分指導と虐めの境界線が見えない状態なんだろうと思います。
だから追い詰めた側は、自分も耐えてきたのだから耐えられるはずと圧をかける負の連鎖が続いてきたのでしょう。
今のままでは安心して舞台やコンサート等エンタメの世界を楽しむことが出来ません。

どちらの団体も何が問題であったのかしっかりと検証し、再発防止に努めて欲しいです。
所属している団員、タレントさん一人ひとりの気持ちに寄り添って欲しいです。
難しいことですが、被害者の方たち、ご家族が少しでも未来に希望が持てるよう助力して欲しいですね。

ただ苦々しく思うのは、確実に裏を取ったかどうかも不明な情報を実名で垂れ流す週刊誌の存在です。
知りたいと思う人々に情報を素早く届けるのが彼等の仕事なのだろうと思いますが、間違った情報を流していたとしても正すことも無く、プライバシーに配慮することなくあることないこと書く姿勢はメディアとしてどうなんだろうと思いますね。
ある面では、間違いを正すために必要な場合もあるとは思うし、全てが嘘という訳でもなく正しい情報もあるのだろうとは思いますが、一方的に書かれている全てを盲目的に信じるのは危険だと思います。
全く同じ出来事であったとしても書いている人の思考誘導によっては、良くも悪くも印象付けることが出来るということを忘れてはならないと思います。
劇団も調査の結果、週刊誌の内容に真実があるなら認めて毅然とした処置を取るべきだし、間違っているなら劇団員の名誉を守るためにもきちんとそれは違うと声明を出してほしいです。

新聞ひとつとっても、何紙か見比べたら同じニュースでも相違点があることは日常茶飯事です。
これからは、世の中に流れる様々な情報を吟味して、自分で判断する能力が必要だと思います。
私自身不確かな情報に振り回されることなく、冷静に状況判断するようにしなければならないと考えさせられました。

でも本当にしんどいですね。
元通り笑顔で舞台を楽しめる日は来るのかしら?
失った命はもうどうやっても戻って来ないのに。


















最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。