昔からなぜだか「風」という言葉がとても好きでした。
高校の時に組んでたバンド名も「心風流」とかいて「シンプル」
アロマルームをはじめるときも「風」という文字を入れたかったけどなかなかいいのがみつか
らずこちらは却下になったけど、昨年から始めたこのブログのタイトルにやっぱり念願の
「風」をいれました。
10月、娘の小学校の運動会で20周年記念行事のひとつとして930個の風船を児童と保護者
で飛ばすという催しがありました。
やっぱりあの時もデジカメを忘れてせっかくのショットをとれなかったのだけどすごい
迫力だったなぁ~。阪神の試合7回の風船飛ばしよりも感動しましたよ。
高く高くどこまで高く風にのっていっせいに色とりどりの風船が舞い上がっていく様子は
「自由にふわふわと果てしなく大きく羽ばたく」という言葉がぴったりで、、、、
見ていて涙がこみあげてきてしまったのだ。
風船には児童達が各々メッセージを書き、更に「これを受け取られた方は是非連絡をくださ
い」と小学校の電話番号も書いたそうです。
それから数日が経ち、各地からお手紙がお電話が寄せられました。
京都の各地からはもちろんのこと、遠くは岐阜県、三重県、愛知県、山梨県、、、
そして一番遠くはなんと東京の新宿区だったそうです。
また様々な地域で風船を受け取った方達が新聞に掲載され、どのような形で風船を
見つけたのか?また子供達に「ありがとう」の感謝の気持ちが書かれているのを見せていた
だきました。
一番遠く東京新宿区の方はある日洗濯物を干しているときにその風船に気付かれたそうです。
その方は小学校の教員をされている方で今年の春に息子さんを難病で亡くされたばかりだったそうです。
そんなとき、千の風にのって届いたこの風船を受け取ったとき「息子からのプレゼントだ。」と
とてもうれしくなったと書かれていました。
その風船に書かれていたメッセージは
「この風船を受け取った人は必ず幸せになります。」と書かれていたそうです。
メッセージを児童が書く際に担任の先生が、「この風船を拾った人がその日ちょっと
幸せな気持ちになるようなメッセージにしてや~」と声をかけられたそうです。
粋な担任の先生ですね~。
このお話を娘が持って帰ってきたPTAだよりを読んでとても胸が熱くなりました。
まゆっちの飛ばした風船を誰かが受け取ったという連絡はないのですが、2人して
「きっと今頃、オホーツク海のあたりをまだゆ~らゆらと飛んでいる最中なんやわぁ!
もうすぐ外国から連絡がくるで~」と相変わらずアホなことを言い合っています。
てんてんは風船こそ飛ばさないけれど、毎日まりんの散歩をしているときに吹く風に想いを
のせていろんな人に飛ばしています。
それは家族だったり、生徒さんだったり、友人だったり、ご近所の方だったり、散歩中の
わんこだったり、遠くへ引っ越していったお友達だったり、見知らぬ人達だったり、
ずっと以前にご縁があって一緒に働かせていただいた方達だったり、
事情があってもう逢えなくなってしまいその人が今はどこに住んでいるのかさえもも
わからないような人達であったり・・・・。
みんなぁ~~が幸せになりますように~~。元気になりますように~~~。
季節ごとに、、、また時刻ごとに変わる風の香り、温度、吹き方・・・
そんな様々な風にのってその想いはどんな場所であったとしても、、、
たとえ地球の裏側であったとしても必ず届くと信じています。
「風」ってやっぱりなんか素敵だなぁ~どこまでも幸せを運んでくれそう・・。