京都ホリスティックアロマセラピストてんてんの ~幸せの風ふわふわ日記~

生きることは愉しいことヽ(^。^)ノ
~起こること・・すべては愛~

我慢強さもほどほどに・・

2008-01-30 20:59:10 | てんてんお笑い伝説

今日は、朝から卒業生I子のスペシャルトリートメントに入らせていただいた。

スペシャルトリートメントとは「背中+足+腕+手+お腹+デコルテ+フェイシャル」という

超極楽コースなのだった。

今日の施術中、てんてんは感動して涙が出そうになった場面が2度あった。

1度目・・それは足裏の施術に入ろうとバスタオルをあげた時のことだった。

I子の足裏がぁぁぁ・・I子の足裏がぁぁぁ・・・大変身を遂げているではありませんか!

I子と出会ったのは今から3年前のことだった。

その頃まだI子はJHASの生徒ではなく、クライアントとして全身トリートメント

を受けにきてくれたことがあった。

一番最初に彼女の施術をさせてもらったとき、私は彼女の足裏を見て

思わず「うっっ」と涙がでてしまったのだった。

本当に・・本当に今まで辛いことがたくさんあったんだろうなぁ・・・。

彼女の年齢からは想像もできないくらい(Iちゃんごめんね・・・)

真っ白で、ところどころがいっぱいひび割れていて、皮はとても厚くて硬くて

ごつごつとしていたのだった。

そのI子の足が・・I子の足が・・

今日はなんとピンク色だったのだ。

3年前のあの足裏とは大違い!!

それも施術前に・・・。

今日の私の涙は3年前の涙とは違った。

「本当にIちゃん・・・がんばったんだなぁ・・。」

足裏というのはその人の生き方そのものがしっかりと現れてしまう場所なのだ。

今までたくさんの方のリフレクをさせていただいていたけれど、

どんなにお顔がべっぴんさんでも足裏は硬くてひび割れてごつごつとして

いらっしゃる方も何人も見させていただいてきた。

頑なに生きている人の足裏はやっぱり硬い。

魚の目やタコができる場所もすべて意味がある。

私自身の足裏もそうだった。

首の反射区にあたるところにずっと硬いタコがあったのだけど、

今ではほぼ癒され本当にその部位も随分と柔らかくなってきた。

柔軟な人はやっぱり足裏も柔らかい。まるで子供の足裏のように・・。

私は背中もそうなのだけど、足裏の施術をさせていただく時にも

時折涙が出てしまうことがある。

今まで辛いことがいっぱいあっただろうに、こうやってがんばって生きてこられて・・

その魂のがんばりに涙が頬を伝ってしまうのだった。

でも今日のI子の足裏を見て改めて思った。

「人は必ず癒されるんだ・・。」って・・・。

こんなにも変われるんだって・・・。

3年前のI子の足裏写真・・証拠写真として撮らせてもらっておけばよかったなぁ。

それから感動の涙、2度目・・・スペシャルトリートの「おおとり」は

JHAS必殺裏技フェイシャルの時だった。

今度は「ごめん・・」施術中に噴出しそうになった。

まずは片側のお顔のリフトアップをしていくのだが、片側の施術が終わった瞬間、

改めて真上からI子の顔を見て、、

(Iちゃん、本当にごめんよ~~)笑いをこらえるのに、必死だった。

だって~~だって~~右側と左側の顔が片方は上がっているのに

片方は下がっててエライことになっていたんですもの~。

「きゃぁ~すご~い!どうしよう~もう片方があがらなかったら・・。」

でもでも・・内心実はここで終わりたかったりして・・

この顔をI子に是非見てほしかった~。

そういうわけにもいかず、てんてん必死でもう片方の半顔もリフトアップさせていただいた。

よかった・・・ちゃんと両方あがりました。

多分今までさせていただいた中で最高に違いがわかったクライアントI子だった。

その変わりように、感動~。

そんなこんなで3時間15分の施術中、私もいっぱいいっぱい幸せに包まれた。

今日は本当に楽しい施術をさせていただいた。

施術中まさか私が必死で笑いをこらえていたとはI子は知る由もない。

そうそう、リフレクの施術中I子の身体が何度か「ピクっっ!ピクっっ!」と動いた

ことがあった。

「痛いのかなぁ?」とは思ったのだけど、I子は普段から強めの施術が好きだった、

ちょっとやそっとじゃ「痛い!!」なんて言わなかった。

普段、夫の足裏を押しているのでかなりてんてんの力は強い。

それでもいつものI子はビクともせず、気持ちよさげに眠っているので

「よ~し!もっとグイグイ押しちゃうぞう~」とはりきってグイグイと施術を続けた。

また時折I子の身体がびみょ~に「ピクっっ!ピクっっ!」と動いたが

「きっといいエネルギーが流れてるんやわぁ~」と思い、更にてんてんは

はりきってグイグイいった。

リフレクが終了し腕の施術に移る為、うつ伏せから仰向けに変わるとき、

I子は

「痛かったぁ~~腸のところめっちゃ痛かったです~~。」とかなり痛かったようで

泣きが入った。

てんてん:「そうやった~ん?Iちゃん、いっつも強いの好きやからエネルギーが流れて

ピクピクしてるんやと思ったらそんなに痛かったんやぁ~。」

でも、思った。

そんなに痛いのによく微妙な「ピクッ!ピクッ!」だけで済むなぁ~と・・。

私なんて、この間伊豆で広海先生のリフレクを受けていたとき、

真剣に広海先生の顔を蹴り飛ばしそうになった。

師匠にむかって咄嗟に「ちょっと~なにすんのよ~~!!」と言いそうになったけど、

それだけはやっぱりなんぼ私でも瞬時にその言葉を飲み込んだ。

師匠のリフレクはやっぱり最強、最高だ。

この間の月曜日も浜松本校で研修会に参加したのだけどその時

少しだけ広海先生が「グイ!」っと足裏を押してくださった瞬間、

「イターーーーーーーーーーーーー!!」と本校中響き渡るほどの声で

大絶叫してしまい、ベッドから落ちそうになった。

痛いのにガマンなんてできない。絶対できない。

なのにI子はなんであんなにガマン強いのだろう。

そうだ・・。I子がガマン強いのはなにもリフレクの痛みだけではない。

今はかなり本音が言えるようになってきたけれど、出逢った頃のI子は

苦しいときに「苦しい」といえないのだった。

ガマンして・・ガマンして・・ガマンして・・ガマンして・・ある時ドッカァ~~ン!!と

爆発してしまう・・。そしてその爆風を自分自身が全身に浴びて撃沈してしまう・・。

そんなことがたびたびあったのだった。

自分の力でがんばることはとっても大切なことだ。

けれど、I子のように一人で溜めて溜めて溜めてとことんがんばってしまう人は

大変になるまえにしんどい時は「しんどい」って降参する・・

誰かに「助けて・・」と言える素直さが必要だ。

人間時に一人でがんばるには限界があることだってある。

我慢という想いは風船のように膨らむところまで膨らんだらあとは

爆発するしかないのだった。

その爆風は他の存在にもそしてなによりも自分自身に大きな傷を負わせてしまう。

てんてんも昔、我慢は「美徳」だと思っていた時代もあった。(今や信じられない。)

でもある事件からてんてんは「我慢」ということを一切やめた。

大変なことになるまえに「ごめん。。助けて。。」と言えるようになった。

しんどい時はしんどいって言えるようになった。

今ではしんどい時、自分自身でそれを癒すことができる回数がどんどん増えてきた。

無理することもほんとうになくなってきた。

あれはかれこれ今から22年前。

てんてん18歳。初々しい新入社員として京都の呉服問屋に勤務し始めた頃のこと、

昔ながらの礼儀作法を重んじるその会社では新入社員研修から徹底的に

礼儀作法を叩き込まれた。

高校卒業したてで電話の応対の仕方、お茶の出し方、名刺の受け取り方、

お客様の見送り方、社員同士の挨拶等なにも知らなかった私には毎日毎日が

新鮮であり尚且つ、緊張の連続だった。

その会社は呉服業界の中でも女子社員の対応が一番いいと評判の会社

だったのだ。

その会社では月に1度、全社員が集まる合同朝礼というのが行われた。

社員数は当時120名ほどいたように思う。

バブルの時代で呉服業界も一番活気があった時代だ。

合同朝礼では新入社員は一番後部に座り、全社員が朝礼中は畳に腰をおろして

お話を聞くことになっていた。

男性はもちろん男座りでいいのだが行儀のよい女子社員は

みんな正座で聞いていたのだった。

もちろん新入社員の私達もみんな先輩にならってお行儀よく正座でお話を聞いていた。

そんなある日の合同朝礼のこと、いつになく社長の話が長びいた。

18歳のてんてんは高校生の時好き放題スナック菓子やラーメンを食べまくった為

「ぱっつん、ぱっつん」に膨らんでいた。

身長165cm、体重65㎏ かなり立派な体格をしていた。

太ももなんてへたすりゃ痩せている人のウエストぐらいあった。

そんなぱっつんぱっつんのてんてんはいつになく長い社長の話に次第に息苦しくなってきた。

足が・・足がぁぁぁ・・。

重たい体重を支えているふくらはぎと足首の感覚がどんどんなくなっていく・・。

「はぁ~いつ終わるんやろう~しんど~」

30分経っても社長の話は終わる気配もなかった。なぜかこの日、社長は絶好調だった。

次第に額から「脂汗」が滲んできた。

「もうあかん・・死にそう・・。」

目の前の景色まで黄色くなってきて意識が朦朧とし始めた。

それでも周りを見渡すと先輩や同僚誰一人足を崩している人はいない。

なのに新入社員の私がここで足を崩すなんて絶対にできない・・。

そう思い、必死でがまんした。

「ぐっ・・ぐるじいよ~」

「あああ・・・私の足、どうなってるんやろう・・・」

表現できない・・。しびれがきれているどころの話ではない・・。

もうほとんど意識がないくらい頭がぼーーーっとしはじめた。

真剣、過呼吸になりそうだった。

1時間と少しをすぎた頃、やーーーーっと長い長い社長の話が終わった。

社長に代わって部長が

「はい、それでは今日の合同朝礼を終了します。はい、全員起立!!」と

いう号令と同時に瞬間てんてんの緊張はぷっつ~んといっきにきれてしまった。

「ちゃんと立たなくっちゃ!」妙に生真面目なてんてんは何も考えずに

すくっ!と立ち上がってしまったのだった・・とその瞬間!!!

バランスを崩してしまい

「ぎょぇ~~~~~!!!」

てんてんの足は完全に感覚が麻痺してしまい、自分の足の裏がどこなのか

甲がどこなのかわからない。

どこで歩いたらいいのか・・また足があるかないかもわからない状態になってしまい

ボキボキボキ~~!バキュバキュ~バキュ~!!という

なんとも鈍い音を立てながら、一番後部にいた私はひどいかっこうで

ドドドド~~っと先輩社員達の中に頭から突っ込んでいったのだった。

もうどうにも止まらない。

みんなびっくりして「なんや!!なにが起こったんや~~!!」とざわめいた。

とうとう社長や幹部の人達が並ぶ最前列まで「ボキボキバキュ~」とすごい足音?を

立てながら、一番まえに並んでいる着物を着たマネキン人形に正面からぶつかって

やっとてんてんは止まったのだった。・・・というか倒れた。

「誰やこの子~」とある社員のおじさんが言った。

「新入社員の竹内やぁ~」(てんてんの旧姓)

その一瞬し~~んとなったかと思うと、どどどどーーーと笑いが起こった。

2人の男性社員の方が私の脇を抱えて必死に起こそうとしてくれているのだけど、

完全にいってしまっているてんてんの足はもうどうすることもできなかった。

しかも「巨体」

「お~い!あかんわぁ~誰か~台車持ってきてくれ~。この子の立てへんわぁ~」

と誰かが言った。

しばらくして、誰かが台車を持ってきてくれた。

てんてんはかろうじてさきほどの男性社員に支えられながら台車に乗せられた。

それからそのままエレベーターに乗せられ、なんと台車に乗せられたまま

近くの接骨医院へ運ばれたのだった。

骨折はしていなかったものの、両足すごい内出血を起こしていた。

両足、包帯でぐるぐる巻きにされたのだった。

そして次の合同朝礼のとき。

部長より「え~~朝礼を始める前に女子社員のみなさん、これからは足がしびれたら

我慢せずに早めにどうぞ足を崩してください。またこの前のたけうっつぁんみたいになったら

大変ですから。」と・・・。

そう・・「てんてん、朝礼で足がしびれ台車で運ばれる事件」から今まで会社が創業

して以来はじめて女子社員も足を崩してお話を聴いてもよいことになったのだ。

あの事件はしばらく伝説となっててんてんが会社を退職してからも語り継がれたらしい。

そう・・この事件以来、てんてんは辛いことがあったらはやめに「辛いです!」と

白旗を挙げることができるようになった。

我慢して我慢してほんとにエライ目にあったから、少々人から変なふうに見られようが

自分がラクな道を選ぶことにした。

例えば、寒い寒い日原付バイクに乗る時は(今はもうもちろん乗りません。)

「あなた誰ですか?」というくらいメットの上からぐるぐる巻きにマフラーを巻いて

目の部分だけが開いているという状態で乗っていた。

もちろん靴は長靴だ。おじいちゃんが履いていた真っ黒の長靴。

友達から言われたことがある。

「たけちゃん、あんたいい加減にしとかんと絶対誰かが探偵ナイトスクープに

「いつも怪しいかっこうで原付に乗っている人がいます。あの人が誰か招待をあばいて

ください」っていうハガキ出されるで~」って・・。

でもそんなの関係ねぇ~・・でした。

人に笑われようが、変だと思われようが寒い思いをするのは絶対イヤだったので

20歳すぎの乙女だとは到底思えないような格好で乗っていたのだ。

(もうこの頃からすでにオヤジ化がすすんでいたのかも)

Iちゃん、、私にもこんな体験があったのよ・・。

だから自分の力である程度がんばって、どうしようもなくなったら

素直に「助けてちょ」っていえるようになるといいですね・・。

でも最近のIちゃんは前よりずっと素直になってきたよね・・。

だから足裏もピンク色になってきたんだよね・・・。

お互い似た者同士・・・。

もうあえて苦しい道を選ぶ生き方はそろそろやめて、

らく~にらく~に生きていきましょうや。

幸せのあとには幸せしかきませんから・・。

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