本場イタリア 食の話 (その5)
「美味しいものは口に飛び込んでくる。」の巻
イタリアのレストラン(リストランテ、トラットリア)で食事のあり方を簡単にいいますと。(詳細は割愛)
0、パン(ほぼ必須)
1、アンティパスト(前菜)やサラダ
2、プリモ(第一の皿)~パスタやリゾット
3、セコンド(第二の皿)~メイン料理。肉・魚料理
4、チーズやサラダ
5、ドルチェ(デザート)
の順が基本。
ですが、全部注文せずに腹具合に合わせて自分で調整しましょう。
たとえば、2,3,5の組み合わせとか。
なかでもメインになるセコンドピアットは最大の楽しみ。
シェフが出会ったおすすめのセコンドピアット(参考まで、これらに限りません!)
・ヴェネチアの魚介料理。
←豆イカのやわらか煮 ←焼き子ダコ、噛めば噛むほど旨い。
水の都ヴェネチアの魚貝類は間違いがありません。いかんせん、わりといい値段します。
・ボローニャのカツレツ
←パルマ産の生ハムとチーズがのった豚ヒレ肉のカツレツ。濃厚です。
これはファンが多いです。ボローニャ周辺には食材の宝庫と名する都市が多いためか、グルメなレストランが多いです。
・フィレンツェのトリッパ(牛の胃、ハチの巣の煮込み)
←モツ好きには絶品です。赤ワイン、パンとの相性が○→
中部イタリアは臓物料理が多く、これも代表的な一品。
・ナポリの田舎風チキンカツ
←ハーブの香りが加わりさっくりとおいしい。→
南イタリアに近くなると、シンプルでわかりやすい料理が人気。
・ローマのサルティンボッカ
←仔牛モモ肉にセージの香りと生ハムの塩気がばっちり。
ローマっ子が名づけたサルティンボッカとは、「口の中に飛び込んでしまう。」という意味。
さすが、ローマっ子はわかってらっしゃる。
食いしん坊にある限り、おいしいものはすべて口の中に飛び込んで来てしまうのよね・・・。
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