雛人形を作っている江戸木目込人形職人  ~伝統工芸士 新井久夫~

人形のまち岩槻で、おひなさまや、贈答用の木目込人形をつくっている職人のブログです。

小ぶりな人形

2010-07-10 22:35:08 | 人形業界情報
我が人形業界では、人形の大きさを、三五(さんご)だの、十番(じゅうばん)だのと呼びます。

とくに小さいサイズの人形を「芥子(けし)」と呼びます。


画像の人形は、高砂のおばあさんですが、これは芥子より小さい「柳(やなぎ)」です。




住宅事情の影響もあり、小ぶりな人形が増えてきました。

もちろん、昔からある伝統的なサイズの人形も依然、需要がありますが、
小さな人形が好まれる傾向が顕著なことは感じます。

とりわけ、木目込人形は小さなサイズでしかも「ちいさくても良いもの」を作る事が可能です。

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