雛人形を作っている江戸木目込人形職人  ~伝統工芸士 新井久夫~

人形のまち岩槻で、おひなさまや、贈答用の木目込人形をつくっている職人のブログです。

いよいよ「つるし雛の視察」

2009-03-03 19:10:04 | 文化
稲取のつるし雛です。現地では「雛のつるし飾り」と言うようです。


このように和裁細工のさげ物の風習は、全国でも珍しく、九州の柳川の「さげもん」、山形の酒田の「傘福」と並んで、「日本三大つるし飾り」といわれているそうです。

明治生まれのおばあちゃんが子供のころ、すでに「雛のつるし飾り」があったそうで、稲取では、100年以上も前からこの「つるし飾り」の風習があったそうです。
しかしながら、この風習もすたれつつあったようですが、地元の婦人会や有志の人々の手で、見事よみがえったそうです。


つるし飾りには様々なパーツがありますが、それぞれに意味があります。


私自身が雛人形業界にいるので、なかなか、よそのまちのひな祭りを見にいけないのですが、また稲取も含め、様々な「雛のまち」を訪れたいと思います。

http://arai-kimekomi.co.jp/



「つるし雛」の視察 河津桜

2009-03-03 18:31:41 | 文化
稲取の「つるし雛」の視察?の旅に行ってきました。

先ずは、河津の桜祭りの見学です。


かわいい「ちりめん細工」の人形を見つけました。


このおばあちゃんは、つるし雛の名人です。
ひとしきり、お話をしてしまいました。


実は、今年の河津桜の見ごろは、2週間ほど前だったようです。
葉桜になりつつありました。
これは割と花もちが良かった木です。

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